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「回復力」/畑村洋太郎



厳密な意味では法務と直接関係はないかもしれないけど、法務が一翼を担うべき(はず。一翼以上を担うと別の問題が生じそうだけど)の危機管理に関する本なので、こちらのカテゴリーに入れてみる。

「失敗者に温かい視線」が全体を貫いている。失敗のせいで、誰かを追い込んで、死に至らせるような事態につなげてはいけない、という問題意識が鮮明(「大切なのは生き続けること」と見出しに出てくるし)。この温かい視線の重要性を強く感じたし、特に危機管理では、災害・不祥事を極小化するためには、この視線を保ち続けることが重要だと強く感じた。

法務という観点からは、情報開示の仕方(ポジションペーパーを作って、「相手の知りたいこと」と「自分が伝えたいこと」を分かりやすく示すこと。「クライシス・コミュニケーション」と書かれているが)や、失敗した個人の処遇の仕方、という点が直接には参考になると思った。
あと、Complianceという言葉が、工学の分野で「相手のものの形に従ってそのものが変形するときの「柔らかさ」や「柔軟性」など」を示す、というのは、「へえー」という感じ。そういう意味からすれば、コンプライアンスを「法令遵守」と訳するのは違和感が出てきて然るべきところだろう。

個人的には、自分の弱さもあって、失敗続きなので、この本にしたがって、「回復力」が蓄えられるのを待つことにしたいところ。回復力蓄積のためには、グチ(ここでうだうだ書いていることもその一環だが…これでもここでは抑えている方だけど)も責任転嫁も方便、というのはよく分かる。

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