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「ビジネスマンのための法務力」/芦原一郎



アマゾンの紹介は次のとおり

会計学、語学に続くビジネススキルの新定番は「法務力」。法的なリスク管理能力は「攻めの経営」に欠かせません。10のケーススタディーで、法律知識ゼロでも法務センスが自然と身につき、弁護士や法務部を使いこなせるようになる、待望の実践ノウハウ集。



まあ、企業の法務部の人向けの本ではないわけで、だから、本屋で見つけたときにも、スルーしようかと思ったのだが…。

にもかかわらず買ったのはいくつか理由がある。
著者は企業内弁護士。NBLでその手の連載をされていた。ついでに言うと我が?BU LLM in American Lawの先輩らしい(面識はないけど)。そういうあたりで気になったというのが一つ。

もう一つは、拝読している風にころがる企業ホーマーでの次のようなコメントを見たから。

「ビジネスマンはもっと法律を知るべき」というコンセプトには賛成なのですが、この本を読むよりもビジネス実務法務検定3級の勉強をする方が、勉強になると思います。


ここまで言い切られるのは、何故なんだろうと思った次第。

読んでみて、何故上記のようなコメントが出てきたのかは理解できた。ケーススタディを通じて、細かな知識がなくても、考え続けることで、ビジネスサイドとしてつかんでおくべき法務的な感覚はつかみ得るというのが著者の主張と理解するのだが、ちょっと無理というか、荷が重過ぎやしないかという気がする。出来る人は出来るかもしれないが、それは極少数だろうと思う(そういう人はこの本を読もうと読むまいときっとできるようになると思う。そういう実例を見たことはあるけど)。法律を知っているからこそ、そういうところに目が行くのであって、知らない人にとっては、この本だけでそういうことが出来るようになるとは思いにくかった。なんとなく、「後だしじゃんけん」みたいな感じというか。

このあたりは、実際に誰かビジネスサイドの人に出てくる問題を解いてもらってみたら多少は違ったのではないかという気がする(やっているのかもしれないが…)。

とはいうものの、個人的には読んで面白かったのは間違いない。

① 温故知新(過去の事例に学ぶ)
② 文殊の知恵(他の人の知恵を借りる)
③ 最悪シナリオ(想定されるリスクを洗い出して、対策を考える)
④ 怒る人がいないかテスト(具体的なステークホルダーをイメージして反応を考える)
⑤ 記者会見テスト(説明責任を果たせているか、を考える)
⑥ 他山の石(他社事例から学ぶ)

という6つのテストを意識するというのは有益と思った。

それから、法務とコンプライアンスの分業という指摘もなるほど、と思った。実際にそこまで分業するのは人員的に難しいケースが多いかもしれないけど。

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こちらこそよろしくお願いいたします

hiroさんはじめまして。
お読みいただいているとは存じ上げませんでした。
こんな調子ですが、今後とも宜しくお願いいたします。

こんにちは

dtkさん、はじめまして。
とは言っても、いつも拝読しているのですが・・・

私のブログへの言及ありがとうございます。
読んで頂いているとは露知らず、恥ずかしい限りです。
これからもご贔屓にして頂けると幸いです。

それでは。
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