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「企業法務バイブル2009」/畑中鐵丸



どうでも良いことかもしれないが、表紙上は「弁護士法人畑中鐵丸法律事務所(著)」となっているが、アマゾンおよび当該事務所のサイト上では畑中鐵丸著となっている。当該事務所はボス弁1名、アソシエイト1名の事務所のようだから、実質的な意味にさほどの違いはないのかもしれないが、表示の正確さは求めても良いのではないかと思う。

というようなことはさておき、タイトルは「大きく出たなあ」と思うものの、何かあったときの「索引」として、企業の法務部には1冊あって良い本ではないかというのが第一印象。

普段業務で使っている分野の話ならいざしらず、通常の業務では出てこない分野について相談がきた時は、対応に困ることが多い。限られたリソースの中で仕事をしている以上、全ての法律について最新の情報を追いかけるのは、無理があるから、そういう事態が来るのはやむをえないだろう。

そういうときは、手元に資料があるかどうかも怪しいし、あったとしてもその資料が最新のものかどうか、追いかけ切れていない可能性もあるから。そういうときに、こういう形の本が「索引」として役に立つのではないかと思う。一見したところ網羅的に記載されているように見受けられるので、そういう用途には十分対応可能ではないかと思う。

紙幅の関係もあり(値段を抑える意味でもこのくらいの分量、価格が妥当ではないだろうか)、それぞれの分野について詳しく説明していることを求めるのは無理があると思うので、そういう意味では「バイブル」というよりは「First Aid Kit」という感じで使われるべき本なのではないかと思う。そうだとすると、次に繋ぐための書籍へのレファレンスとかが重要になってくるのだろう。

上記のような意味では、何よりもきちんと毎年updateし続けて欲しいと思う(これが10年とか続くと資料的な価値も出てくるのではないかとも思うし)のと、海外法務に関する話の記載が見受けられなかったので、その辺も(どこまで書くべきかは難しいと思うが)、ある程度のフォローはしてほしい(例えばアメリカの訴訟については、訴状は相手から直に来るとか、返事をするまでの時間が短いので、まずどうするべきか(まずは一刻もはやく弁護士と相談しろということになろうか)というあたりだけでも記載があると違うと思う)と思う。企業の規模に関係なく、海外での訴訟リスクにはさらされているわけで(特にアメリカで)、かつ、知見も相対的に少ないのだから、必要性・有用性は明らかだと思う。

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