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「企業内弁護士」…ねえ。

眠いので簡単に。
#以下、後日補足・修正するかもしれません。

愛読させていただいている「企業法務戦士の雑感」での「「企業内弁護士が増えない理由」の裏にある誤解」および言及されている「KSSK」の「「企業内弁護士が増えない理由」」について、一応、企業の法務にいるので、コメントを。

迂闊に書くと特定されそうだが(万が一ばれたとしても内緒にしておいてほしいが)、今いる会社の法務部(僕も法務部にいるわけだが)には日本法に基づく弁護士資格を持っている人もいるし、そのうちには司法修習が終わってすぐ、いわば新卒の状態で入ってきた人もいる。
(追記:何だか中途半端になっているが、書きたかったのは、同じ部署にいる企業内弁護士はやはり優秀だと思うということ。僕ごときが偉そうに言っていいのかどうか、ためらったのでこういう書き方になってしまった。ともあれ、自分のことは棚に上げて言えば、就業経験がないと仕事そのものがわからなくて困る面はあるかもしれないが、それ以外のところは、やはりさすが、というところがあるように思う。)

で、それはさておき、

基本的にはFJneo1994氏の見解に同意。敢えて補足するなら、企業側と司法修習生とがきちんとかみ合っているのか、という気がする。
まず、企業の採用担当が法務をどこまで理解しているのか、疑問がある。法務が自部署の人事権を相当程度握っていないと、企業内にニーズがあっても、採用に至らない可能性もあると思う。

一方で、進路を探している司法修習生の皆さんが、企業の法務をどう理解しているのか、という点にも疑問の余地があるだろう。これはひとつには、企業内弁護士が今まで少なかったので、情報が得にくく、実態がイメージできないということもあるかもしれない。ネットワークも出来ているようだから、この辺りは今後変わるかもしれない。

あと、弁護士が多くなる中で、「安定」を求めて、法務部に限らず企業に入るという選択肢は増えてくるかもしれない。高賃金は望めないかもしれないが、賃金は一定程度保証はあるし、労働時間はそこそこの範囲に収束するだろう。弁護士業の競争が激化する中、Work/Lifeバランスを考えてそういう選択肢を取ったとしてもおかしな話には見えない。

話はそれるが、企業の中で、法務はそれなりの地位を占めるが、ビジネスを仕切ることはおそらく、ない。いくら法務がアドバイスをしても、最終決定権は常に他の人にある。そういう意味で専門知識があるものとして認知されつつ、必ずしもそれに拘らないという選択肢もありかもしれない(資格は専門性として生きるだけではなく、「保険」としての意味もあるだろう)。

それと、弁護士としてのスキルアップと云う意味では、弁護士事務所が常に最良の選択肢ではないような気もしている。クライアントとして見ていると、若手を使い捨てるような感じに見受けられる事務所もある。そういう観点からも、それなりの体制の整った企業の法務部は選択肢になり得るような気がする。

もちろん、そういう選択肢が常にばら色になるわけでもない。ただ、あり得るとは思う次第。

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