スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

育ち方・育て方

何のことだか(謎)。

常時アレなエントリを垂れ流すどこか(爆)とは異なり、頻度は少なくとも、読ませるエントリで、愛読させていただいているCaracalooooo!!! ~プチ法務のドタバタ記~さんの、法務チームをどう育てよう?というエントリに関して、某所で一部の方々と話が盛り上がったのだが、その内容を踏まえつつ(踏まえ方が不適切な部分については、ご容赦願うとともに、ご教示いただければ幸甚です)、個人的に思うところを書いてみる。まあ、今は外資で、ポジションに人を貼り付ける、という感じで、あまり人を育てる、という感じではないのだが、今まで考えたことをいくつか、という程度。



育てる、ということについて、他人様に語れるほどの実績も経験がないので、自分がどうだったか、今まで経験値の上げ方とかをどうやってきたかということも含めて考えてみると、経験値とか、能力向上の仕方、というのは、できれば、坂道を上がるようにゆっくりと上がっていくのがよさそうなんだけど、一方で、法務の仕事がある意味受注産業で、業務の量などを自分で制御出来ない以上、そう思うようにあげられるとは限らないし、育成自体、業務の中で完結させるというのは難しいのだろう。そうなると、業務と業務外での経験の配合具合をどうするか、というところが重要になってくるものと考える。業務繁忙期に研修とかぶつかると仕掛けた側の意図に反して、受ける側に誰得感が出て、効果が半減とかしかねない。

業務外の学習の機会というと、いくつかの手がありそうなところで、某所での議論で出たものも含めると次のようなものが考えられるのだろうか。
  • 資格試験
  • 研修を受ける(法学部またはロースクール(国内・海外)もしくはその他の教育機関)
  • 外部との勉強会
  • 学会デビュー
資格試験については、企業法務という意味では指摘があったビジ法1級あたりは、妥当なんだろうと思う(合格してないと個人的には言い難いところだが)。情報として知っている量というのでは2級と同じかもしれないが、単に知識として知っているというレベルではなく、業務において使いこなせるレベルで知識が定着しているということを見る上では1級レベルなのだろう。試験自体は選択問題とかあるけど、毎年全部解いてみるのは、実務レベルでの知識の定着度を考えるうえでは、悪くないのではないか。個人的には、実務で悩んだ経験がない、または少ない分野については、どうしても心もとなさが残ってしまった(特に会社法かな、僕にとっては)。

外部教育機関での研修は、どうしても受け身になりがちだし、費用も時間もかかるけど、それに見合うものが得られるかどうかは、受ける側如何という面が残るような気がする。個人的には、自分の意識が高かったかどうかは定かではないが、留学で得られたものはそれなりに生きている(転職に際しても、というところがアレだけど)ように思われる。一旦仕事をしてから、業務に直結する講義を大学で受けるというのは、授業に対するモチベーションが単なる学生のときとは異なるので、すごく良いことだとは思うが…。

これに対して受け身にならなくて済むかもしれないのが、外部との勉強会かもしれない。LTはその一例かもしれない。敷居が高くならないように、という配慮付きの。やり方をうまくすれば、費用も節減できるかもしれないし(その代わり質とトレードオフになる危険があるけど)。外部で勉強するというのは、社内での自分、というのを一旦切り離せたり、自分の世間目線での評価を感じとることができるかもしれない、という意味でも利点があるので、上手く使えると有用ではないかと思う。

@takujihashizumeさんが学会デビューおよび論文書きを上げて居られて、確かに、労力を別にすれば費用はそれほどかからないかもしれないし、第一線の研究者の方と直に接点をもつことができるのは間違いなく利点のはず…だけど、そもそも学会に入るとか論文を書く機会を得るのが大変だと思うので、どこまで一般化できるのか、個人的には疑問。


一方、業務内での学習の機会というのは、色々ありすぎて、そう簡単には表現しきれないけれど、業務内というかOJTでないと身につけにくいだろうな、というのは、業界内・社内に関する知 識(会社が提供している製品又は役務に関するものの知識等も含む)とか、あと対人スキルの類もそちらなのではないか。話の聞き方、説明の仕方とかについて も、個人の性格とかも含めて考えるべきことだから、OJTというか、自分で日々試行錯誤しながら、自分のスタイルを作っていくということにならざるをえな いのではないだろうか。

個人的には自分のスタイルを形作ったり、法務としてのモノの見方を養ううえでは、法務以外の業務の現場に一時期身を投じるのが重要なのではないかと思っている。法務という「本社」の中にいたのでは、第一線の現場(それは本社管轄とは限らない)で、何が起きているのか、そういうところに身を置く人から、法務は、「本社」はどう見えるのか、というところを自分の身をもって知ることは(必須とまでは言い切れないけど)重要なのではないかということ。

機会の面からは2つの切り口で考えてみたけど、もう一つ重要として指摘があったのが、論点抽出能力というか、「これは危ないのではないか」と考える能力。確かにそ思う。ただ、これは養える能力なのか、ということ自体議論がありそう。議論した他の皆様からは個々人の素質の面が大きいという声が強かったし、そういう気がするのも事実。

個々人のそういう点に関する素質につながる要素として、例えばいじめを受けるなどして、自分の身に危害が及ぶ危険を感じるなど、自分のこととして、危機を感じたことがあるか、ないか、というところがあるのではないかと直感的に思うけど、その当否はよくわからない。仮に素質によるところが大きいとしても、人為的に足らない部分を補う手はないのかと思う。業務の現場に身をおいて、事業責任を背負って仕事をしてみるというのが一つの解になりうるのではないかという気がしているが、日頃接する営業マンがみんなその辺の意識に優れているわけではないことからすると、これとても万能ではないのだろう。ある程度楽観的に物事を見ることができるのは、時として長所だが、それしかできないのは、法務という業務との関係ではよろしくないのだろう。


・・・と話がそれてしまったが、考えたことはこういうところ。

コメントの投稿

非公開コメント

Re: タイトルなし

はっしーさん(何か違和感あるなあ)、いつもすいません。

入会を頼む際のフットワークの軽さはそうそう真似できないと思うし、論文をまとめあげるのも相当大変なのではないかと思うのです。やりもしないで迂闊なことは言えませんが…。見習えるよう頑張ります。

ではまた。

>@takujihashizumeさんが学会デビューおよび論文書きを上げて居られて、確かに、労力を別にすれば費用はそれほどかからないかもしれないし、第一線の研究者の方と直に接点をもつことができるのは間違いなく利点のはず…だけど、そもそも学会に入るとか論文を書く機会を得るのが大変だと思うので、どこまで一般化できるのか、個人的には疑問。

twitterで入会を頼んで、論文書きは3ヶ月ぐらい土日を使っただけです。論文投稿自体は誰でも応募できますし。
カレンダー
07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
プロフィール

dtk

Author:dtk

日本にある企業の法務部署で働いています。
*コメント等で私に言及するときは
"dtk"でお願いいたします。

旧ブログ

ITエンジニアのための契約入門 iPod touch/iPhone用にリリースされました。詳しくはiTunesAppStoreから入手可能

初めてコメントいただく際には「このblogについて」もご覧いただければ幸いです。

カビバラさん時計
最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
カテゴリー
月別アーカイブ
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

twitter
    follow me on Twitter
    カウンター
    Amazon.co.jp

    ブログ内検索
    RSSフィード
    リンク
    上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。