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始まりの終わり…か??

前に、こちらのエントリにした、オリンパスの内部告発者の方の件は、最高裁で、高裁判決の上告棄却の決定がなされ、高裁判決が確定したとのこと。
(追記:正確には上告及び上告受理申し立てに対して、前者は棄却、後者は受理しないという決定をした模様。詳しくはご本人のサイトに決定文が画像で出ている)

以下産経ニュースのサイトからの一部引用。ただし個人名と年齢だけ念のためにこちらで消させていただいた。

 内部通報後に不当な配置転換を受けたとして、精密機器メーカー「オリンパス」社員、***さん(*)が、同社や上司に配転先で働く義務がないことの確認と計1千万円の損害賠償を求めた訴訟の上告審で、最高裁第1小法廷(白木勇裁判長)は、同社側の上告を棄却する決定をした。決定は28日付。請求を棄却した1審東京地裁判決を変更し、**さんの逆転勝訴とした2審東京高裁判決が確定した。

 社内の内部通報規定をめぐる訴訟で、配転命令を違法とした判断が確定するのは初めてとみられる。平成18年4月の公益通報者保護法の施行を受けて、企業に広がる内部通報制度の運用にも影響を与えそうだ。


ちなみに、オリンパス社のサイトには、2012年7月1日15時現在では本件についてのニュースリリースはなかった。
これで訴訟自体は一件落着ということになるのだろうけど、ある意味でここからがスタートラインかもしれない。第2幕(第3幕かもしれないけど)ということになるのだろうか。訴訟において、問題になった人事異動が違法であることそれ自体は確定したわけだが、違法な人事異動をどのように解消するかは、それとは別の問題ともいえるわけで、極端なことを言えば、また別の違法な人事異動がなされる可能性もゼロとはいいにくいように思う(訴訟では紛争それ自体を解決し切れなかった事例という意味では、前に別のエントリでご紹介した東洋酵素事件の後日談とかも思い出したりする…)。

一方で同社においては、例の不祥事を受けて、体制一新が図られたわけで、しかも企業行動憲章の中では、内部通報についてもわざわざ規定を設けて、次のように言っている(こちらで問題の箇所を強調した)くらいだから、新しい体制の下で、原告の方の処遇について、妥当な対応がなされることを願うばかり。前にも書いたけど、この原告の方に、内部通報のエバンジェリストになってもらうというのは、体制の一新ぶりを強調する意味で悪い選択ではないと思うのだが...。

5. 内部通報
オリンパスグループの役員および社員が、本規範に反する行為を知り得た場合、あるいは疑わしい行為を知り得た場合や、本規範の内容では判断が困難な場合、上司あるいは当該内容を管轄する部署へ報告、相談するものとします。
ただし、上司への報告に障害がある場合、適切な窓口へ直接相談することができます。
なお、相談や申告の事実と内容は、その秘密の厳守が保証され、報告や照会等の結果、相談者が報復等の不利益な処遇を受けることは一切ありません。


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