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Contract Law For Dummies (For Dummies / Scott J. Burnham (著)

一応6月末までに読むつもりだったので、読み終わらなかった。悔しいので、誰かさんを見習ってバックデートであげてみる(謎)。


時々読んでいるContracts Prof Blogでのエントリで見つけたもの。アメリカでは書店でよく見るDummiesシリーズの一冊になぜかContract Lawの本があるということらしい。一般向けではなく、ロースクールの1Lの学生向けのstudy aid(いわゆる基本書ではなくシケタイとかの類に近い本)で、内容見本などは出版社のサイトで見ることができる。

以前、@takujihashizumeさんが「英文契約書を読み書きしたい法務のためのブックガイド2011」を書かれた際に、アメリカ契約法の理解を深めるために、「本当はロースクール向けの英語の教科書読むべきなんでしょうけどね。」と書かれていたのに対して、「ロースクールのテキストは授業で使うのが前提なので、ただ読むだけというのには適さないです。」とコメントしたものの、対案として何か提示できるものがあるかな、と気になってました。一通り読み終わって、この本なら、対案として提示できるような気がしました。

USのロースクールのContract lawのテキストだと、契約法の考え方というところに重点が置かれていて、実際の契約書の文言上どのようにそのような考え方が展開されるのか、というようなところはあまり重きが置かれていないことがままあるように思います。僕が習ったProf. Millerの自作テキストもそうだった。また、契約の場合物品売買においては、UCCのことも忘れてはいけないけど、授業上はそもそもUCCは別扱いだったりするし(実務では一緒に出てくるし、NYbarでは2つでひとつの科目みたいな扱い)。

この本ではそういうことはなく、UCCも含めて考慮されていて、目を配る範囲という意味では平野先生の「体系アメリカ契約法」に近いところがあって(もっとも分量的にも、あの本の細かさはないけれど)、実務との距離感も遠くないので、そういう意味でも企業の法務パーソンが読むのには悪くないように思います。

英語の文章はそこそこ平易だし、説明もhypoをふんだんに使って、実例をイメージしやすく書かれているので、アメリカ契約法について英語で一から勉強するなら、ケースブックとかでは一人で読むのは正直厳しいし報われないと思うけど、この本なら、一人でも読みきれると思うし、上記のとおり契約書の文言との距離も遠くないので、読み終わって徒労に感じることもないような気がします。

難点は、表紙がけばけばしくて電車の中で読むのは気恥ずかしいのと、何より大きめで正直邪魔なことですが、まあ、アメリカの本で、表紙はこのシリーズなので、仕方がないというところです。

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