スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

契約書の問題なのか、とかいろいろと

うかつにコメントとかして炎上とかしたくないけど(しないって。自意識過剰だって>自分)、例の件で気になったことをいくつか順不同でメモ。約款との関係では、既に@takujihasjizumeさんや@redipsjpさんが分析してくれているのでそれ以外の話。

  • 約款上免責規定があって、それに基づく処理というけど、ホントにそれでやったら、その得意先からはおそらく二度と仕事は取れないのではないか。個人的には、部品メーカーにいるということもあってかもしれないが、品質問題が生じたようなケースにおいては、契約書上売買金額の返金までしか損害賠償に応じない、という免責規定があっても、それをそのとおり適用するケースはむしろ例外的で、何らかの形(爾後のサービスのフィーの値下げを含むがこれに限られない)でそれ以上の補償をしていることの方が多いように思う。結局ここから先の仕事を切られてしまえばそれっきりということ。契約書ではそこまでをカバーするのは無理で、できるのは、法廷に持ちこまれたときに一定程度機能するようにしておくこと、および、それを前提にしてリスクを低減することどまりでしかない、ということは認識しておかないといけないのだろう。時々契約書で何でもできると思う人がいるので(苦笑)。
  • この業者さんと競業している某社さんがここのサーバー上でASPサービスを提供していて、それを使っている方々も連鎖的に被害を受けているという話も見聞きするが、この某社さんはそもそもこの業者さんと競業するときに相手の運用体制とかについてどこまで調べたのだろうか、というようなことも気になった。M&Aのときと同様にDDをしたのだろうか、とか、M&Aの時みたいな表明保証(上記の日経の報道によれば途中で運用の変更があって、今回はそれもクリティカルだったようだし)はあったのだろうか、とか気になった。こういう事態を見ると、競業相手に対するDDとか表明保証はやっぱり重要なんだなと実感する。もっともM&Aでもないのにやるのは難しいかもしれないけど。
  • また、この某社さんとその利用者さんとの間での当該ASPサービスに関する契約条件においては、今回のような状況はどういう処理をされているのか、たとえば不可抗力事由になっているのだろうか、なんてことも気になった。
  • 仮に今後この業者さんのサービスを使い続けると企業の現場レベル、IT部門が決めたとしても、それを経営陣がどうやって認めるか、というところも難しいのではないか?善管注意義務違反とか言われないような形で進めるためにはどこまで何をしておくと安心できるのか...むしろ業者を変えるほうが楽という話になりそうな気がする。
  • あと、この業者の親会社がヤフーで、役員も送り込んでいるということなんだけど、ヤフーも子会社の管理責任を問われるようなことになるのだろうか?グループ企業の管理として、どこまで口を出すか、という話もあるが...。

コメントの投稿

非公開コメント

カレンダー
05 | 2017/06 | 07
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -
プロフィール

dtk

Author:dtk

日本にある企業の法務部署で働いています。
*コメント等で私に言及するときは
"dtk"でお願いいたします。

旧ブログ

ITエンジニアのための契約入門 iPod touch/iPhone用にリリースされました。詳しくはiTunesAppStoreから入手可能

初めてコメントいただく際には「このblogについて」もご覧いただければ幸いです。

カビバラさん時計
最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
カテゴリー
月別アーカイブ
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

twitter
    follow me on Twitter
    カウンター
    Amazon.co.jp

    ブログ内検索
    RSSフィード
    リンク
    上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。