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もうやめよう! その法令遵守 / 増田英次 (著)


NBLの座談会でのご発言とか山口先生のblogとかでのコメントを見て、買おうかと思って手にとったのだが、結局買わずに近所の図書館で借りてみた。トータルでは良い本だと思うが、以下に述べるような点から、正直なところ、他人様にはお薦めしにくい。

そもそも買わなかった理由は、内容をパラパラと見て、マインドコントール?と思って、思わずワ◯ミが脳裏をよぎったから。
(しかも、よく読むとDr. 苫米地さんとか出てきており、時節柄、オ◯ムとかまで想起されるので、余計に香ばしさを感じてしまう(滝汗))

形式論に拘泥するのではなく、業務に従事する方々の自主性につなげないと法令遵守は根付かない、という主張は、理解するのだが、書かれているような個々人のパーソナルな内面に踏み込むような形で働きかけをするというのは、うかつにやると、冗談抜きでワ◯ミみたいなことになりかねないように思うので、抵抗感を感じずにはいられない。個人的には、そういうところに踏み込まれるのは、鬱陶しいし、それくらいなら形式論に終始している方がまだマシと考える(形のない、個人の内心に属することを追求すると冗談抜きでオ◯ム方面に行きかねないような気がするので、形式論に敢えて留まることで、そうなるリスクを避けるという議論を思いついたが…あまり振りかざしたくない議論だな)。自分がイヤなことはすべきではないから、そういう働きかけは、僕はしないように心がけるのだが。

と、強い違和感を覚えた部分もあるのだが、それ以外の部分では、当たり前のことだが、極めて実践的。上記のような部分は無視してでも読む価値はあるのではないかと思う。例えば次の記載とかは、重要な指摘だと思うのだが。
「ここで、はっきりいいましょう。時として、法律に関わる問題は専門家でないと判断できないと思っている人が見受けられますが、それは間違いです。実は現場にいる人々の方が、真の問題点を知っており、本来解決方法も知っているのです。ただ、気付いていないだけなのです。そのようなとき、弁護士は、外部から、解釈の指針を与えるガイド役をはたします。または、盲点になっていることを見つけ、新しい見方を助言するのです。しかし、それはあくまでもガイドにすぎません。」

それと、話はそれるが、弁護士の著者が、水中写真家とスポーツカメラマンとしてのキャリアも、追求しているというくだりも印象的だった。視点を広げるため、ということのようだが、弁護士ではない法務の担当者にとっては、リスクヘッジの手段にもなるよな、と思った次第。まあ、これは、それを実践している@takujihashizumeさんがおられるから、そう思うのだけど。でも、冗談抜きで、そういう観点は必要だと思う。僕自身は実践できていないけど。

最後に気になった点を2つ。
  1. 表紙に、表題の英訳ということなんだろうが、英語でLet's stop! the compliance with laws and regulations とあるが、この英語って、何だか誤解を招きそうな気がする。
  2. 企業のコンプライアンス部門は、企業活動に対してブレーキ役となっているのではなく、むしろガイド役であるということを書かれているのだが、これも違和感がある。コンプライアンス上問題があるような場合には、どうしてもブレーキを踏まないと行けないことがあるのは事実なので、そこから目をそむけるようで却って不適切だと思う。むしろ、車に例えるなら適切なブレーキワークにより、曲がりくねった道もスピードのロスを最小限にして進むことができるようにする、という風に考えるべきではないかと思う。

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Re: 参考になります。

川井先生、いつもお世話になっております。ご覧いただき恐縮です。

かなり穿った見方をしているとは思ったのですが、どうしても気になったので、あのように書かせていただいた次第です。
> ちなみに・・・(以下略)(おいおいお伝えします(笑))。
こちらは期待しております(笑)。

今後共宜しくお願いいたします。

参考になります。

記事拝見いたしました。なるほど~。大変参考になりました。
「マインド」という切り口でアプローチした場合には、確かにご指摘のようなご感想を持たれる方が結構いらっしゃるのかもしれませんね。

ちなみに・・・(以下略)(おいおいお伝えします(笑))。

Re: お呼びいただきましたので

@takujihashizumeさん、いつもお手数をかけて恐縮です。
変な気かどうかはさておき、必要だと思ってますよ。外資は、いつ何時撤退と言い出すかわからないリスクがあるので。そういう意味でリスクヘッジは必要だと考えてます。
(まあ、そういうリスクも込みで報酬とかが決まっているのですが…(苦笑))

ではまた。

お呼びいただきましたので

>冗談抜きで、そういう観点は必要だと思う。
dtkさんは必要ないですよ。変な気は起こさないほうがいいです(笑。
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