スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

遠くを見る

今更だけど…ご多分にもれず、某所の本社不要論に頭に来たわけだが...。
(あの論に対しては、反論もしたいところだが、とりあえず脇へ置く)

本社の仕事

こちらの良エントリを見て、快哉を叫んでいた。が、自分が「俺ら(注:営業とか製造の現場の人)に3年後、5年後の夢を」もってもらえるために何ができているのだろう、と考えると、心もとない気がしてきた。
契約書の審査とかだと、目先の営業成績とかのために、将来の営業活動に変に足かせとなるような合意をしないよう、注意をするとか(例えば、共同開発契約で、成果の扱いとかで安易に妥協をさせないとか、ジョイントベンチャーとかを作るときはデッドロックになりにくいようにするとか、なっても円滑に関係が清算できるようにとか)だろうし、訴訟とかのトラブル対応との関係では、禍根を残さないよう、妥当な費用負担と時間の範囲内で決着させることかもしれない。コンプライアンスとか内部統制とかの関係では、現場の負担を過度にしないようにしつつも、効率良く、法令などの要請を満たすように仕組みを作っていくとかなんだろう。僕が経験した範囲が限られているので、想像力が及ばないところもあるが、その他にもいろんな分野で法務(法務だけに限らず、間接部門が、と考えるべきだろうけど)ができることはあるのだろう。

上記のようなことは、やはり、日々目の前にあるものに都度都度対応していく必要があると、そこまで手がまわらないのかもしれないし、目先と数年後とどっちを取るというと結果的に目の前にあることを優先するという心理がはたらくのもよく理解できるように思う。そういう立場になったら、僕も同じ事を考えるような気がする。

そんなことを責めても、話がどこにも行かないと思うから、相手がそういう状況下にあることを認識しつつ、彼らよりも少し遠くまで視野に入れた別の視点から、会社全体、数年後まで見据えた形でのバランスを考えて、現場に働きかけをしていくことが重要なんだろう。そのためには、相手の立場を理解しつつ、彼らとの間で見方がどう異なるのか、彼らの見方のうちにどのような問題点があり、こちらの考えるものは、それらに対してどういう手当を施すことになるのか、其のメリットは何なのかを、焦らずに説明するしかないだろう。相手を理解しつつ(理解することと相手の言いなりになることとは勿論異なる。重要なのは冷静さ、という気がする)、相手とは異なる立ち位置にいて、その差異をきちんと説明することが大事という気がする。

同時に、忘れてはいけないのは、本社は金を稼がないということ、つまり、金を稼ぐネタを用意するとか、稼げなくなることを防ぐとか、無駄な出費を防ぐとかはできても、直接金を稼ぐのは彼らだということ、なんだろう。したがって、彼らへの敬意を忘れてはいけないし、そのうえで、敬意とは別に、言うべきことは言う、というところなんだと思う。

・・・こういうところは日々忘れてはイカンなと思ったので、自戒の意味でメモしておく。

コメントの投稿

非公開コメント

コメントありがとうございます

JUNさん

いつもどうもです。
事業部門が何かおきたら、あとは本社に丸投げ、ということにならないよう、本社は後見的な役割以上はしない、というのは、ある意味で理解できるのですが、それって、事業部門にフラストレーションをためそうで、なかなか難しいのではないかという気がします。
その発言が何をいわんとするのかはよく理解できるところなのですが…。

ともあれ、今後共宜しくお願いいたします。

参考になるかわかりませんが・・・

私はさすがに夢を見させるほどのことはできませんが、事業部に安心して仕事してもらえるようにするというのはひとつのテーマかなと思います。

例えばですが、今利根川ホルムアルデヒド流出で報道されている廃棄物処理法の業者への告知義務について、当社契の約書書式では告知の書式と最初からセットにして渡しています。たったそれだけのことですが、あるとけっこう忘れずに書いてくれます。一般に告知の書式を付けることは少ないのですが、付けてない契約書では書かれないことが多い(=法律違反)です。

本社機能が忙しく目先の仕事に追われているのはよい状態ではないと思いますが、我々は親会社の本社機能から仕事を自分でやるなということはよく言われます。組織の自律性の面から、事業部を自立させ、自分たちは仕組み作りや監査といった本社らしい仕事に集中しろという意味だと思いますが、日本企業の本社は事業部の仕事を抱え込みすぎているのかもしれませんね。
カレンダー
05 | 2017/06 | 07
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -
プロフィール

dtk

Author:dtk

日本にある企業の法務部署で働いています。
*コメント等で私に言及するときは
"dtk"でお願いいたします。

旧ブログ

ITエンジニアのための契約入門 iPod touch/iPhone用にリリースされました。詳しくはiTunesAppStoreから入手可能

初めてコメントいただく際には「このblogについて」もご覧いただければ幸いです。

カビバラさん時計
最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
カテゴリー
月別アーカイブ
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

twitter
    follow me on Twitter
    カウンター
    Amazon.co.jp

    ブログ内検索
    RSSフィード
    リンク
    上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。