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専門家というか手に職を

「企業法務戦士の雑感」から。

一寸先の見通しすら立てにくい今の時代、かつてのように「ゼネラリスト」としてグルグル社内を回って、キャリアステップを駆け上がっていく、という“王道”に魅力を感じる人間は徐々に減りつつあるように思う。



まったくそのとおりと思う。下手に社内で「ゼネラリスト」になっても、会社自体なくなったりすると意味がなくなったりしかねないから。

僕がそう思うのは、父親を見ているからだろう。

あまり身内のことは書きたくないが…。

父は、義理の兄の会社を手伝っていた。詳しいことは知らないが(いろいろあって仕事や会社のことは子供には話さないようにしていたようだ)、小さな会社とはいえ、ナンバー2だったらしい。会社を引っ張っていた義理の兄が亡くなり、バブルが弾けたころ、この会社は傾き、やがてつぶれた。

つぶれた後のことは本筋には関係がないので略。

簡単ではない後始末が一段落して、父親がどうしたかと云うと、タクシーの運転手を始めた。もともと大型特殊までの免許を持っていて、何故か二種免許も大型二種まで持っていたことは知っていたので、驚くようなことではないのだが、やはり、驚いた。

正直、敵わないな、と思った。

今仕事をしている会社がなくなっても、やっていけるだけの何かが自分にあるだろうか、と考えると、非常に心細いものがある。会社なんてつぶれて当然のもの(株式会社なんて、つぶれても面倒にならないために、ああいう形になっている)なのだから、いつでも、少なくとも今の会社以外のところ(士業とかで独立とかいうのは無理ににしても)で食っていくことが出来るようになる、そういう備えをしなくてはならないと思うのである。それは、自分のために。

もともと大学でロクに法律の勉強をしていなかった僕が、企業に入ってから法務を志望するようになったのも、何となくスペシャリスト志向があった故ではあったが、今にして思うとこれは当たっていたと思う。

と、偉そうに書いたがその割りに大した成果を挙げていないと、上司に言われそうので、能書きはこの辺で。

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そうなんです

bunさん、こんばんは。いつもご愛読いただき有難うございます。
寄る年波に勝てずという風情も感じるのですが、それでも大づかみであれ、きちんと押えるところは押えているので、いつまでたっても勝てない感じがします。精進が必要ということを自覚します。今後とも宜しくお願い致します。

かなわないですね

こんばんは。

まだお目にかかっていない人様の親御様について云々する失礼をお許しいただければ、本当に凄いと思います。私の地元の愛知・三河地方では豊川に自衛隊がありますので、元自衛官でいらしたならそうした方も何名か存じ上げていますが・・・

私なぞはるかおよばずことお金のもらえる仕事となると自分のもっている「カード」などことごとく使えないことを思い知っては青ざめるそんな失敗の繰り返しです。はい。
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