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法と経済で読みとく 雇用の世界-- 働くことの不安と楽しみ / 大内 伸哉 (著), 川口 大司 (著)


出た時に買ったのだけど、見た目より分量があったこともあって、読むのに時間がかかってしまった。


冒頭に「何よりも心がけたことは、理論的な水準は落とさず、しかし法学と経済学それぞれの専門的な用語や説明方法をできるだけ使わないようにし、普通の人が読んで理解できるぎりぎりの平易さを追求しようということであった」とあり、ローエコな労働法入門、という印象。労働法の部分については、労働経済学の観点からの説明があり、その部分の説明は興味深いけど、取り上げられている内容自体は、普通というか、特に新しいという感じは受けなかった。一方で、経済学的な部分は、終章以外は全体を通して、やや控えめな感じがした。終章にあるような説明は冒頭にあった方が良かったのではないかという気がしたけど、どうなんだろうか。もっとも最初にあったら、そこで挫折しそうだけど。数式とかなしには説明できそうにないような「専門的な」話まではあまり踏み込んでいないこともあってか、読んでめまいがするようなこともなかった。

また、2人の共著のはずだけど、書き直しを繰り返したというだけあってか、咬み合わない感じはなく、なめらかにつながっているという感じだった。ここまで持っていくのはきっと大変だったのではないかと思われる。

全体を通じての印象としては、経済学的な分析については、印象としては型通り過ぎないか、というところ。不完備性についての分析が足らないということなのだろうか。

各章の冒頭にストーリーがついていて、読者をあきさせないのと、説明をわかりやすくするのとに一役買っている。やや艶っぽい話があるのは、「アモーレと労働法」の著者の面目躍如というところか。特定の人達に色々事件が起こりすぎという気がしないでもないが、労働法の様々な分野への説明の接点を確保するためには、仕方がないのだろう。

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