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Making Your Case: The Art of Persuading Judges / Antonin Scalia (著), Bryan A. Garner (著)


洋書を漸く一冊読んだということで、メモ。前にボストンに出かけた時(いつだよそれってくらい前)にBarnes&Noble@BUで衝動買いしたもの。そんなに長くもないのだが、ともあれ、読むのに時間かかりすぎ。

口頭または書面により裁判官を説得するための技術について解いた本。陪審が対象となっていないのは、論理以外の要素が大きく作用するから、ということなのだろう。連邦最高裁の判事のSCALIAとBLACK LAW DICTIONARYの編者などをしていて法律用語の専門家とも言えるGARNERとの共著。共著といいつつも、意見の割れて、両論併記のところもあって、それも興味深い。trial advocacyか何かの教科書ということで売っていたのだった(と記憶している)。
(今amazonを見たら、同じこの2人がReading Law: the Interpretation of Legal Texts: The Interpretation of Legal Textsという本を出すようだ。こちらも能力が足りれば読んでみたいところ)

全体を通じて、公正さ(および、それにより信頼を得ること)、明確さ、簡潔さを重視するとともに、言語を正確に操ることの重要性(アクセントの違いへの対処の仕方も含め)が強調されているというのはある意味当たり前かもしれないけど、個人的に一番印象に残ったのは、本編の最初に「訴えを起す裁判所に管轄があるかどうか確認せよ」という記載があるところ。ここでも、また管轄の話かよ、と思ったのだが、聴衆とすべきでない人間を説得しても効果的ではない、という趣旨の記載があって、凄く納得した。不勉強で恐縮だが、管轄が何故ここまで重視されるのか、という点について、はじめて腑に落ちた感じがした。

また、言語に関する部分で興味深かったのが、短縮形(can't/won'tをcan not /will notの代わりに使う)をbriefの中で使うかどうかについて、結構な割合のページ数(全体で200ページちょっとなのに6ページ使っている)を割いているところ。僕の能力ではこの問題の意味についてどこまで理解できたかわからないが、そこまで拘るのか、というところが興味深かった。

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