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総論賛成だけでは...

モタモタしていたら、日付をまたいだけど、元の日付のままでupを。
#up後に一部加筆修正した。

以前ネタにした件について、遅まきながら件の報告書を読んだ感想をメモ。あまり面白い感想ではないが。


読んだ印象としては、総論は賛成だけど、各論では…というところをまとめきれず、結果として、「だから何?」みたいな報告になったのではないか、というところ。各社のグッドプラクティスの紹介は、企業の事例は、大手の例ばかりなので、マネしろと言われても、リソースの面で無理という企業が多いのではないかと思うが、それでも一定程度有用ではないかと思う。

個人的に一番気になったのは、パワハラの定義。別に意図的にパワハラをしようとする人は、あまり考えられない(と思うのだが...)以上、そういう行為をしている側は自分のやっていることがパワハラに該当するという認識がないわけで、となると、そういう行為を抑止するには、そもそも何がパワハラか、というところの共通認識が必要だと思う。今回の報告書では、行為の類型化まではできても、類型化の中で主観的な評価の余地を含んだいるし、詳細については、職場任せになっているところがあるので、これをもって何がパワハラか、ということについての共通認識ができるのかどうかについては、疑問が残る。この点があいまいだと、すでに指摘があるような委縮効果が生じるだけになりかねないので、むしろ、個々の職場に任せずにもっと、踏み込んでほしかったと思う。こういうことを議論する暇のある職場がどれだけあるのかということについても、考えたほうがよかったのではないか。北朝鮮ではないが、ある種の専制下にあるような職場では実質的な議論も成り立たないだろうし。

今まで自分が体験した職場においても、おそらくパワハラと評価をされるにふさわしい事態を見たこともなかったわけではない。そのさいの「加害者」側の様子をみると、相対的に権力を持っている側なので、そういう人に対して、あなたのやっていることはパワハラである、と指摘するのはなかなか難しいし、うかつに指摘すると正直自分が直接の被害者でなくても巻き込まれる可能性もあったように思う。そういう時には、パワハラの定義とかを論じるような雰囲気ではない。そういう状況を打開するには、むしろ、外からの圧力として、お役所の定義でも持ち出せる方がよくて、その際には主観の入るようなものでは、逃げ口上の余地を残すので、よろしくないのではないかという気がする。

確かに、うかつに定義すると、変な副作用が出る可能性があるが、グローバル化の中で、個々人に対するストレスがあがっている中では、そういう形で、個々の人を守っていくという考え方もあり、なのではないかという気がするのであるが...どうなんだろうか?


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