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Googleの脳みそ―変革者たちの思考回路 / 三宅 伸吾 (著)


何を今更、だけど、感想をメモ。本屋でなんとなく買って、一気に読んでしまった。その割に感想を書くのが遅れたけど。

謝辞に現れているとおり、広範に取材した上で(この辺りは日経の記者という立場でないとできなさそうな気がする)、様々な話題について、熱く政策提言をされている本。既にあちこちで取り上げられているし、それぞれの立ち位置でそれぞれの読み方ができそう。企業法務の担当者という意味でも、「企業法務マンサバイバル」や「企業法務戦士の雑感」で既に取り上げられているので、まともな紹介はそちらをご覧いただき、個人的に特に気になった点についてのみコメントをば。
(話がそれるが、新刊をいち早く読んで紹介するのは、本の目利きとしての側面が試されるようでそれはそれで面白いが、後からエントリにすると、上記のような物言いをすることで、自分の書きたいことだけに集中しやすいような気がする…のは僕だけだろうか。)
  • タイトルと内容が乖離しているというのは、やはり気になった。全部読むと、何故このタイトルになったのか、ということは理解できるなくはないのだが、それでも、タイトルだけから、某社の内幕もの、みたいなものを期待する人がいそうなので、どうだったんだろう、と思わないではない。
  • 法律上のグレーゾーンをあえて突いていく、という姿勢を高く評価するのは分からないではないのだが、やっぱりグレーなものはグレーであって、そういうところ突いていくには、リスクがつきまとうので、最悪のシナリオまで含めて、相応の分析をしてからでないと、危ないだけになりかねないように思う。表題になっている会社にしても、その辺については、おそらくある程度は検討した上でやっているはずだけど、その辺について記載がないこともあって(まあ取材しても出てこないだろうけど)、そのあたりの分別がついていない人が誤解しそうなのは気にかかった。それと、そういうアプローチは、どう転んでも正道というか邪道であって、邪道であるから直ちにダメ、ではないとしても、邪道は邪道というところを崩してはいけないのではないか、という気がした。でないと法秩序が成り立たなくなる気がして、そういう意味での危うさを感じてしまった。
  • 最後に書かれている種々の提言についても、現状を良くするための提言ということもあって、それぞれについて、「光」の部分にスポットを当てることに主眼が置かれていることもあり、それぞれがはらんでいる「影」というか副作用について、何がどこまで検討されているのだろうか、ということも気になった。
・・・別に殊更にネガティブなことを書く気はまったくないし、既に企業法務戦士の雑感でコメントがあったように、勇気づけられる良い本ではあるのだが、良い本であるがゆえに、こういう点が気になったというところ。

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