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民法改正を考える (岩波新書) /大村 敦志 (著)


たまたま、今の勤務先で某氏が貸してくれた本。昨今の民法改正の全体について、過去を振り返りつつ、かつ、他国の改正状況も踏まえて論じている本。似たような本という意味では、内田先生の本があるけど、あちらは、本屋で立ち読みした時点で、既に幾つかの点で違和感が相当強かったのでパス。

企業の法務という立場で民法で接していると、民法改正というとどうしても債権法改正に目が行きがちだと思う。でも、それはある意味で偏ったモノの見方になっているわけで、任意規定の多い債権法は、最悪?契約書に十分記載することで、適用を排除することが可能であるのに対し、家族法についてはそういう手は使えず、かつ、家族法の方は、社会の構成員のあり方に直に関わってくる。だからこそ、政治的な争点にもなりやすいし、別な見方をすれば、家族法の改正の方が寧ろ重要性は高いということも言えなくはない。債権法改正に注目が行きがちなところを相対化する意味でも、有用な一冊ということが言えるかもしれない。

なお、債権法改正について、債権法の技術的正確から、学者グループのみでの案を作ることもやむなしという指摘は、なるほど、と思う一方で、それでもなお、理論先行で、ユーザーの使い勝手が置き去りにされかねないのではないか、というところがどうしても気になってしまった(エラソウなことを言えるような身分ではないが、でも気になるのも事実)。

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