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僕は君たちに武器を配りたい /瀧本 哲史


TLでも注目されている瀧本哲史さん(@ttakimoto)の本。2冊同時に出たうちの1冊。

TL上で評判を見て、買おうかなと思ったのだけど、どうやら主に20代向けというところで、今更なんだろうか、どうしようかと思って、ご本人に恐る恐るお伺いを立ててみたら、次のようなコメントだったので、両方買ってみた。

@ttakimotoいや、20代若者向け自己啓発本を偽装した、資本主義論、社会論、経営論なので大丈夫です。 RT @dtk1970: TLで話題の@ttakimotoさんの本。2冊とも面白そうだけど、20代向けっぽいから、著者と同年代の僕みたいなのが買って面白いのだろうか、と思っている。


まずは、読み終わったこちらから感想を。一言で言うと、年代を問わず、企業の法務の人には間違いなくお薦めです。
(それ以外の人にもお薦めできるとは思いますが…)
むき出しの資本主義の中、国家の保護があてにならない中でどう生き延びるか、ということがテーマ。サービス・物品のコモディティ化(値段以外に差がないため、値段競争が不可避)が加速する中で、サラリーマンの場合は、如何に自分の労働がコモディティ化するのを防ぐか、ということになろうか。

僕自身は、もともと、「嫌なものは嫌だ」で転職を繰り返した結果、退職金で余生は安泰という人生から程遠いところにいるため、今後どうやって生き延びるかというのは、40を過ぎてからは特に気になっている。また、いわゆるグローバル化の中で生き延びるかという意味では、グローバルな価格競争から、如何に競争対象にならないか、コモディティ化しないか、が重要ではないかと考えていたので、問題意識には納得する。もっとも、僕ですらそう思うくらいだから、問題意識それ自体は、それほど大したことではないと見るべきかもしれない。

寧ろ、この本の重要なところは、それに対する処方箋、というか、自分向けの処方箋の書き方をきちんと示してくれていることだろう。議論が上滑りにならないよう、実例がふんだんに示されていて、理解もしやすい。文章も読みやすいので、一気に読める。

コモデティ化しない生き方として、6つのパターンが示されているが、そのうちの2つ(トレーダーとエキスパート)については、今後コモディティ化して、生き延びるのが難しくなるとしている。よって、残りの4つ(詳細は略)の要素を持てということになる。

ここで言うエキスパートの例としては、弁護士が挙げられていて、この辺りは、既に世情知られていることではある(このエントリを読むような人にとっては特に)。弁護士については、前記の4つのうちの1つ、マーケターとして、生き残る戦略が紹介されていて、アメリカでみられるブティックファーム化(クラスアクションとか、敵対的M&Aが例に上がっている)が例として取り上げられている。

弁護士ではないとしても、企業の法務についても、既に、tacさんを中心として以前議論された法務アウトソーシング論にあったように、ある程度は弁護士さんに近い状況にあるような気がする。その意味で、この本を読んで、自分の「次の一手」を考えてみても良いのではないだろうか。ただ、僕自身の次の一手が見えきらないのが、困ったところではあるが…。


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