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実践 企業法務入門―契約交渉の実際から債権回収まで /滝川 宜信 (著)


大概の企業の法務部にあると思われる「取引基本契約書の作成と審査の実務」で有名な(?)元デンソーの法務部長の著者による企業法務の入門書の第5版。下の人に読んでもらおうと思ったこともあり、買って目を通してみた。

実務家の人が企業法務について入門書を書く、という意味では以前ネタにした日経文庫の堀・淵邊著のものもあるけど、版型が大きい分だけ情報量はこちらの本の方が多いように思うし、あちらが商社の人が書いているのに対して、こちらはメーカー法務の方が書いているので、一言程度しか記載のなかったPLについても記載がそれなりにあるし。







まあ、この手の「入門書」で何について、どこまで、書くか、書かないか、というのは難しいのだけど、最初の段階から意識してほしいこと、という意味ではガバナンス・内部統制に関する話が何もないのは、今の状況からするとどうなんだろう、という気がした。それと、会社の設立の話も重要だけど実務では設立後の総会との関係も重要なので、総会準備に関する話があっても良かったのではないかという気がした。決済手段としての手形・小切手の話については、ここまで書かなくても良いのかな、むしろファクタリングの仕組みについての話とかしたほうが良いのではないかという気がした。叙述の順序についても、会社設立から、というのもどうなんだろうという気がした。まずは契約の話からというほうがとっつきやすくないだろうか。特に法務以外の人も読者にしているのであればなおのこと。

ともあれ、法務という名前の部署で何をするか、法務という職能の名の下に何をするか、というのも会社ごとにばらつきがあるだろうし、そういうことまで考えると、取り上げられている範囲は無難というところだろう。前にネタにした日経文庫の本の次に読んでもらうのにちょうど良いと思うから、今後もアップデートを続けてほしいと思う(次は債権法改正後、だろうか)。updateを続けるのもなかなか大変だろうと思うけれど。

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