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Q&A情報開示・インサイダー取引規制の実務 / 清水 豊 (著), 小林 史治 (著), 前岨 博 (著)



読み終わるまでに時間がかかったけど読み終わった。金商法のうち、上場企業で注意の必要そうな、情報開示とインサイダー規制について、会社法・金商法のみならず、証券取引所の規則(主に東証)まで目配りをして、実務的な解説をしてくれている本。金商法の本で、事業会社に関係のないところを思い切って省略してくれたような本がないかなと思っていたので、まあ、適当な本だろうと思って購入したのだった。

金商法に関する知識がなくても読めるように、開示制度の趣旨、会社法に基づく開示(株主や社債権者の権利行使機会の確保の保証)と金商法に基づく開示(投資家が適切な投資判断を行うことができるような環境の整備)の違いなどから丁寧に説明してくれている。ただ、正直ここの理解があやふやだった。言われてみればなるほどそうか、ということなんだけど…ただ、趣旨の差が開示内容の差異を十分に説明し切れているのかどうかは、よくわからないような気がしている。


良い本だとは思うのだが、カバーされている特定の部分にしか、興味がなく、興味のもてないところの分量が多くて、それで読み終わるまでに時間がかかった。これは、僕の現在の業務との関係では、会社のファイナンスに伴う部分(株式発行とか)については、あまり関係がなく、主たる業務に関係するのが、インサイダー規制と適時開示のうち、訴訟や取引に関する部分(重要事実の一部)だがらなんだけど。その辺については、思っていたほど詳しくなかったが、紙幅を考えるとこんなものなのだろうという気がする(バスケット規定について、もう少し説明がほしかったが、難しいのかもしれない)。

ともあれ、一通り読むと、コーポレートの法務(機関法務)はやはり「お作法」の厳しい世界なんだと実感する。もっとも、取引法務のように相手方との関係を主に考えて、そのほかの相手について検討をするというのがそれほど多くない、というのと異なり、常に多数の利害関係人や、取引所や法令の規制、と言ったものを意識する必要がある。そうなると、間違いが出るのを防ぐためには、どうしてもそういう風にならざるを得ないのは、当然といえば当然なんだろうが、きっちり作法とおりに段取りを踏むのが苦手なので、余計に興味が持ちにくく感じたのだった。

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