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英文契約書の読み方 (日経文庫) / 山本 孝夫 (著)


これまたbook offで捕獲。初心者向けかと思って、本屋で見ても買っていなかったけど、読んでみるとそういうものでもないし、読んで良かったと思った一冊。

第1章から5章までは、英文契約書を読んで理解し、必要なら修正をしていくために必要な事項の解説。基本的な話の中に、実務面で重要な話とかが混ざっているので、ある程度経験がある人が読んでもためになると思う。

6章から後は種々のライセンス契約を題材に、もっと実務に即して突っ込んだ説明がなされている。ライセンス契約といっても、モノつくりのための特許のライセンスと、作品の放映のためのライセンスとでは、契約の中身も全然違うし、個人的には、前者についてはいくつか見たことがあるけど(その割に冒頭に出てくるby-products clause(*1)の話はあまりきちんと認識していなかった。素材メーカーにいたことのある人間として、気まずいような…。)、後者については、そういうものを扱う業界にいたことがないこともあって、まったく見たことがないので、こういうところに難しさがあるんだ、というのが分かって非常に興味深い。

*1 要は副産物として生産されるものの取引における条項で、主産物の生産状況に副産物の生産は依存するので、主産物が何らかの事由で生産されなかった場合には、供給責任は負わないというような条項らしい。まあ、実務上で遭遇したこと記憶がないので、知らなくても仕方がないと自分を慰めることにする。
英文契約書の入門書という意味では、以前紹介したこちらもなかなかオススメだけど、両方読んだ個人的な印象では、


こちらが専門翻訳会社の方々が書かれていることもあって、言葉の理解により重点が置かれているような印象があるのに、対して、山本先生の本は、もっと実務よりで、読んで内容を理解するだけではなく、そのような条項が書いてある意図についても説明があり、契約審査のうえでも有用だと思うので、山本先生の本は宮野・飯泉両氏の本の後に読むのが良いかもしれません。その後で山本先生の「英文契約書の書き方」も読むというのが良さそうな気がします(山本先生の本は2冊セットで読まれる前提のような記載があります)。僕は宮野・飯泉両氏の本の後に山本先生の「英文契約書の書き方」を読んだように記憶しています。



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