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素朴な疑問:イニシャルサインについて

先日某所にて、某社の若手の方から英文契約についての質問を受けた。何で僕に質問されたのかよく分からないが、その場ではとりあえず思いついたことはコメントしてみた。とはいえ、自分がコメントした内容(以下にあるとおり)では、心許ないと思い、ネットとかで調べてみたが、いまひとつよく分からない。ネタついでに、ここに書いてみる。この点について、詳しいところをご存知の方が居られたらご教示いただけると助かります。

質問:
英文契約で各ページにイニシャルサインをするけど、契約のサインページには不要なのではないか?

コメント:
おそらく必須ではないものと考えます。
イニシャルサイン(なお、文言の修正のために用いるものはここでの検討からは除く)の目的は、後からページ単位での加除がなされないようにするため、だと考えます。そうだとなると、各ページになにがしかのサインがあればよいはずで、その意味では契約締結を証するためのサインをするページ(末尾に資料が添付されている場合は、最終ページではないが、後ろの方のページにあることが多いのは確か)については、イニシャルサインよりも正式な(という言い方が適当かどうかは疑問だけど)サインがあるので、そのページについては、イニシャルサインは必須ではないということになりそうな気がします。

後でそのページにイニシャルサインがないことで、話が面倒くさくなるのを避ける意味では、そのページにもサインをもらっておいても、有害ではないでしょうけど。
以下余談。

ついでに、契約書も大部のものになると、イニシャルサインをするのもシンドクなるので、サイナーにやってもらうのも大変、ということになると、こちら側の別の人にやってもらうということも、ありえなくはないし、そういうものも見たことがある。要は後から加除されても、サインがないことで、加除されたことが分かる形に出来ていればOKということからすれば、正式なサイナーとイニシャルサインをする人間が同じである必要はないという発想なんだろう。この場合は、契約の締結を証するサインのページについてもイニシャルサインは要る、ということになるのかもしれない。

さらにいえば、サインの代わりに、chopという認め印のようなものを使うケースもシンガポールにいたときとかに見たことがある。上記の目的が達成できれば、誰か一人の人が延々とサインするよりもラクかもしれない。ただ、サインよりはきっと偽造とかがしやすいだろうから、シビアな状況下ではやめておいたほうがよいのかもしれない。

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お二方ともありがとうございます。

tacさん、senri4000さん、いつもありがとうございます。

この辺まできちんと書いてある本は、僕も、中村先生の「キーポイント」くらいしか見つけられませんでした。大物の契約書とかになると、この辺でしくじらないよう、気を遣うべきところなのに、たいていの本で振れられていないのは、ちょっと不思議です。

イニシャルサインって、結局契約書の有効性を左右しないから、気にしないケースもままあるんでしょうね。ページ単位で後から挿入されるのを防ぐ意味しかないと思うから。
そういう意味では、同じ人がサインしている、または、同じハンコが押してあればOKなんでしょうね。

個人的にはサイナーが、面倒くさいと言い出さなければ、サイナーに全ページサインしてもらうか、サイナー以外なら問答無用で全ページサインしてもらうのが妥当なのではないかという気がしています。

ではまた。

別人がしてます

イニシャルサインは、署名者とは別人(たいていその契約の担当者)がしてますね。
膨大なページ数にわたる契約書の3部とかに、多忙な役員をつかまえてイニシャルサインを全ページに入れろというのはちょっと。
というより、当然のようにそう要求していたら、あるときサイナーの方から、どうしても全部イニシャルサインがいるのか?余人ではダメなのかと詰め寄られたため、そこで調べて別に同一人でなくてもよいという結果になった次第です。

サイン頁に入れてたかどうかはよく覚えてない(^^ゞ。

どちらでも

英文契約書における契印替わりのイニシャルサインについて、私は、サインページを含む全ページに入れる派です。

理由は以下2点です。
1)日本の契約書における契印が記名押印ページにも掛けて押印するからそれに倣って。
2)サインページのサイナーじゃない人がイニシャルサインを入れるイレギュラーなケース(過去1回だけありました。日本の契印のマナーではNGと言われてますしそんなのありなの?と思いましたが)では、当然にサインページにも必要になるから。

イニシャルサインを全く入れない英文契約書もザラですから、どっちでもいいんでしょうね(笑)。

イニシャルサインについての解説は、手持ちの文献では『英文契約書作成のキーポイント』ぐらいにしか書いてなかったです。
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