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不正競争防止法 / 青山 紘一 (著)



情報管理に関する研修をする予定で、営業秘密とかの辺りについては内容に含むので購入。軟弱な僕でも通読可能な厚さの本がこれと、役所の解説(こっちも会社の費用で買ってあるけど)くらいしかないので、買ってみた。
(なお、購入したのは2010年に出たの第7版で、当然ながら、今年の改正については対応していない。最新の改正についてはこちらを参照)

学習用ということを想定して、後ろに練習問題と回答が付いているというのは、なかなか親切かも(僕には特に必要性はないけど)。

特に、今回は営業秘密管理に関心があるので、第2条4項以下の各不正競争行為類型について、裁判例とかを使いながら、具体的な事例のレベルで解説してくれたのが、分かりやすかった。全体を通して、裁判例を豊富に引きながら解説してくれているのは、理解しやすいと同時に、事例の解決にあたっても参考にしやすいのではないかと思う。

それと、刑事罰の重罰化については、かなり批判的で、こういうのは、お役所の公式見解には見られないところで、興味深い。確かに、民事で対応すべき話が大半だろうから、刑事事件にするに際しては謙抑的であるべきだろうとは思う。



一方で、どうだろうか、これは、と思うところもあった。一つは、校正が十分でないようで、同じことが重複して書かれていると思われるとこがあったし、それに、フォントの組み方もワープロ専用機でプリントアウトしたものをそのまま使ったような感じで正直読みにくかった。この辺りは編集者の方に頑張っていただきたいところ。

あと、外国公務員への贈収賄禁止関連の18条について、通常の行政サービスに係る手続きの円滑化のみを目的とした所謂faciliy paymentについては、本条の禁止対象には含まれないと言い切って居られるのだが、お役所の「外国公務員贈収賄防止指針」を見ると

少額のFacilitation Payments(円滑化のための少額の支払い)について、不正競争防止法においては、少額のFacilitation Payments に関する規定を置いておらず、少額のFacilitation Payments であるということを理由としては処罰を免れることはできないことに留意し

(注:dtkが改行位置を修正し、強調も施した。)
とあるので、そこまで言い切って良いのだろうか、というところが気になった。

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