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英文契約書修正のキーポイント / 中村 秀雄 (著)



英文契約書作成のキーポイント」の中村先生が、契約書をゼロから書くのではなく、修正する場合に気をつける点について書かれた本。NBLでの連載は途中で読むのを挫折した(どうしても連載は読みにくいような...)のだけど、書籍にまとまったので、遅ればせながら読んでみた。なお、元の原稿は大学のレポジトリで公開されている。書籍化にあたっては加筆されているとのことだけど、こちらを見て、購入するかどうか決めても良いのかもしれない。

英文契約書作成も簡単ではないけど、相手から来たドラフトを審査して修正するのも簡単ではない。業務で自分がやっていることのが正しい、または適切かどうか正直自信が持ちきれない。ともあれ、よくあるパターンの契約における各種条項において、例文を示して問題点がどこにありそうか、どういう形で修正すべきか、ということについて、修正文案も示した上で、日本語で解説してくれているので、上記の「作成のキーポイント」と併せて読むと一層有用(中でも「作成のキーポイント」への参照も適宜されている)で、契約審査及び対案の提示について参考になると思う。母国語でもないので、読むだけでもシンドイところ、その「あら捜し」(という表現は適当ではないかもしれないが)というのはやっぱり簡単ではないので、審査時の手がかりとして有用だと思う。


読んでいて一点だけ「?」と思ったのが、「受領時の検査は義務か?」というところ。「買主は受け取った商品を検査する義務はない。検査するのは自分の利益だからである。」と書いてあるのだけど、おっしゃりたいことは分かるけど、常にそうとは限らないのではないかと思ったのである。

売買契約において、受領時の検査が保証期間の起点になったり(ということは想定されているようだけど)、支払時期(下請法の適用があれば一定の制約が課せられるのだが)や所有権移転の基準になることもよくあるので、売主側としても、一定時期までに検査をしてくれないと困るということは、あり得る話ではないか(少なくとも今の勤務先ではよくある)。例えば検査が遅れた所為で、「検査完了後1ヶ月以内」とかの支払条件が成就しないで困るというような形である。そういうときには、できれば、「納入後*日以内に検査を行う、当該期間内に検査を行わない場合は検査完了と見做す」と規定を入れられないか、と交渉するよう営業さんに伝えている。

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書籍:英文契約書修正のキーポイント

今般は、中村 秀雄氏著作の「英文契約書修正のキーポイント」を 遅ればせながら最近やっと購入して読んでみました。 本書は、色々な種類の英文契約書の条項が冒頭で提示され、著

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