スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

危機管理役員手控帖 / 諸石 光熈 (著)



企業の社内弁護士の草分けの方が危機管理・コンプライアンスについて書かれた本。監査役向けの雑誌に連載していた記事が元になっているので、監査役の方向け、という色合いも強い。独禁法周りについては、法改正前の内容ということもあって、やや古くなっている面もあるけど、法務の人、特にメーカーの法務の方にとっては読んでおいて損のない一冊ではないかと思う。




個人的に一番意義深く感じたのは、第6章の「企業不祥事とクライシス管理」の箇所。工場の事故が起こったときの対応について、架空の例に基づき、時系列で説明がなされていて、こういうのを頭にイメージしながら、何か事が起こったときに対応できるかどうかで、大きな違いが生じるのではないだろうかと思う。担当者に対する補給(食料及び睡眠)についてまできちんと目配りがなされているのは、さすが、としか言いようがない。長期戦になると、食事や睡眠だって重要になってくる(ある意味では食べることも寝ることも仕事になってくる)のだから。

そのほか書かれている各種の平時の備えについては、正直、僕の今の勤務先においては、ここまでやるためには、諸々のものが不足しており、実行しないことによるリスクはあるとしても、実行するのは残念ながら難しいといわざるを得ない。そうであっても、「あるべき姿」について一定のイメージを持っていることは重要だと思うし、そのイメージについて考えるうえでは、経験豊富な先達の話に耳を傾けないのはもったいない。置かれている状況は変わっていくのだから、そのままでは使えないし、そこは話を聞いた我々の側がどう活かすかということにかかっているのだけど、自分達がこれからを考える糧として、経験に裏打ちされたものを活かさない手はないと思うのである。

コメントの投稿

非公開コメント

カレンダー
09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
プロフィール

dtk

Author:dtk

日本にある企業の法務部署で働いています。
*コメント等で私に言及するときは
"dtk"でお願いいたします。

旧ブログ

ITエンジニアのための契約入門 iPod touch/iPhone用にリリースされました。詳しくはiTunesAppStoreから入手可能

初めてコメントいただく際には「このblogについて」もご覧いただければ幸いです。

カビバラさん時計
最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
カテゴリー
月別アーカイブ
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

twitter
    follow me on Twitter
    カウンター
    Amazon.co.jp

    ブログ内検索
    RSSフィード
    リンク
    上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。