スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

よくわかる税法入門 第5版-税理士・春香のゼミナール / 三木 義一 (著)



前から気になっていたので、読んでみたので感想をメモ。税法の入門書的なもので、実務レベルでの知識を得るというよりもその手前の基礎を把握するために有用かと。冒頭にあるように、業務とは別に納税者として関わりを持つのは確かなので、その意味でも読んでおいて損はないように思う(そういう観点では酒税のところが興味深かったような…)。

第5版と、版を重ねているが、今回から今までの著者が編著者になって、今まで作成に協力されていた若手の方々が著者になられている。こういう著者の世代交代の仕方は面白いのではないだろうか。著者が亡くなられてから弟子の方々が改訂を引き継ぐというパターンは、芦部憲法、我妻ダットサンなどあるけど、そういう形よりも円滑な形で引き継ぐことが可能になると思われる。ある種のBCPみたいな感じだろうか。


それはさておき、内容自体は、TA役の若手税理士さんと学生が問題に対する検討の会話があり、その後で教授が解説する形で、税法の基本的なところを解説してくれている。問題で取り上げられているのも、日常生活に関連のある話題になっているので、取っ付きやすいのではないだろうか。何よりも読みやすい。読みやすさは「プレップ租税法」と双璧という感じだが、本書の方が内容の面で踏み込んでいる。税金の計算が避けて通れないものの、数式とかは多用せず、その分図やグラフでカバーしてくれているので、取っ付きやすく、イメージもしやすいように思う(法人税の計算構造の図とか、所得税の超過累進税率の説明図とか秀逸だったと思う)。

税法は、法律とはいいながらも、経理・会計に密接な関係があることから、仕事のうえでは、そちらに任せっぱなしだが、税法の理解が不明確なまま話が進んでいくと、土壇場でスキーム自体見直しになって、大幅に段取りが狂うリスクがあるような気がしている。専門家に相談は必須としても、資源の有効活用の観点から、相談の要否についてある程度の仕分けが出来るようになっておいたほうが良いのだろうと思う(ということは前にも書いたような)。その意味では、法人税法について、もう少し踏み込んだ本を読まないといけないが、そういう本を読むために必要な基礎的なところを押さえるうえで、この本を読んだことは有益だったと思う。

コメントの投稿

非公開コメント

カレンダー
07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
プロフィール

dtk

Author:dtk

日本にある企業の法務部署で働いています。
*コメント等で私に言及するときは
"dtk"でお願いいたします。

旧ブログ

ITエンジニアのための契約入門 iPod touch/iPhone用にリリースされました。詳しくはiTunesAppStoreから入手可能

初めてコメントいただく際には「このblogについて」もご覧いただければ幸いです。

カビバラさん時計
最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
カテゴリー
月別アーカイブ
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

twitter
    follow me on Twitter
    カウンター
    Amazon.co.jp

    ブログ内検索
    RSSフィード
    リンク
    上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。