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Lost in translation??

今日は天候のせいか、花粉が少なかったようでめでたい(挨拶)。

諸般の都合で、最近翻訳業務が多い。日本語の英訳で、完全な翻訳というよりも抄訳に近いものを作るというのが数件続いている。今回やっていたのは、締め切りとの関係で、日本語版と英語版を、別々の人が並行して作成して、両者の整合性を僕のところで整えるというものだった。時間の制約とかいろいろあって、辻褄をあわせるのが難儀だったが、とりあえず最低限の形は整えたというところ。

以前から、時々、翻訳系の業務はやる羽目になるが、手間の割に報われないという気がしているので、正直やりたくはない。ともあれ、仮に、ある程度のレベルで翻訳ができたとして(この仮定が、いうほど簡単ではないということは毎回やるたびに思うところ)、その翻訳を読めば、読み手は十分に理解できるのだろか、というところは、ギモンに思うことが多い(特に契約書)。




英米法の概念で、一応日本語の訳語がついていても、日本法上に対応する概念のないものもある。一番わかりやすいのは、契約で出てくるconsideration、日本語では「約因」ということになっている。仮に、considerationを約因と翻訳したところで、翻訳を見た人は何をどこまで理解できるのだろうか。僕自身がconsiderationとは何か、理解があやしいから、余計にそう思うのかもしれないが。

また、翻訳といっても、100%原文の内容を他の言語に移し変えようとするのには無理があって、必ず何かが零れ落ちていると思う。出来る限りのことはしているつもりであっても、それでも100%にはならないと思っている。

そういうことが頭にありつつも、翻訳らしきことをしているので、能天気に、とりあえず翻訳してくれとか、言われると正直困惑を禁じえない。アルファベットはダメだけど、日本語の字面になれば何とか理解できるだろうと、無邪気に思っている相手に、そんな簡単な話ではない、ということを理解してもらうのは、翻訳以上に手間がかかる。端的に、英語で読めと突き放すほうがむしろ気楽かもしれない。事実そういって一旦突っぱねたこともある。

そうはいっても、ある程度のものは、諦めを交えつつも作るのだが…何とも難しいと思うのである。

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