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レジデント初期研修用資料 医療とコミュニケーションについて/ medtoolz (著)



拝読しているレジデント初期研修用資料のmedtoolzさんの本。blogでのコミュニケーションに関するエントリ、特に医療過誤訴訟に関するエントリを興味深く読んでいたこともあり、購入決定。お知らせのエントリのところには内容見本へのリンクもついている。「文章からは極力医学用語を減らし、医療従事者だけでなく、様々な業界の人にも楽しんでいただけるようなものを目指しました。」とあるとおり、医療に関係なくても(でも、患者として関係することは避けられないと思うけど)、特に企業法務の方々にとっては、医療過誤訴訟への対応に関する記事以外にも、示唆を受けるところの多い一冊だと思う。文章も読みやすいので、負担なく読めると思う。


企業法務の人間として興味深いのは、まずは付録の医療過誤訴訟になったときの対応のアドバイスだろう。お医者さんのmedtoolzさんが、多忙のはずなのにここまで調べておられる(参考文献の量も凄いし)のにまず驚いた(参考文献の注の付け方は、あまり見やすくないような気がするというのはさておき)。その中で、訴訟における質問の答え方についての記載、特に、相手を教育する必要はない、というところは、お医者さんも含めた技術屋さん(という言い方をして良いのかどうかわからないけど)に共通して、理解しておいてほしいし、法務としてそういう人たちに法廷で証言してもらう際には、留意すべきだと強く思う。法務として技術屋さんに証言してもらうときにまず苦労するのはここだから。ベテランほど法務の言うことを聴かずに(mockでやってみてコテンパンにしてもなお、懲りない人すらいるし…)、結果的に墓穴を掘るので。

それ以外のところも、医療の文脈で語られているけど、大概のところは、法務の業務で出会う何かに置き換えて読むことができると思った(どこまで読み替えられて、自分のことにひきつけて読めるかが、法務のスキルを計ることに通じている…と言うと言いすぎかもしれないが、そんな気もする)。ある種の煮詰まった状況で、専門家として振舞うこと、しかも、自分が間違う場合のリスクや、間違った場合の対応をどうするか、というところは似通ったところがあるからかもしれない。



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わざわざコメントをいただきありがとうございます

medtoolz様、はじめまして。コメントをありがとうございます。書評というほどのものではありませんが、読んでいただき光栄です。手探りとおっしゃりつつもきっちり押さえるところは押さえられていたので、さすが、と思いました。今後とも宜しくお願いいたします。

書評をどうもありがとうございました。法律部分については、本をいくら読んだところで、実際にそれにかかわる人がどう考えているのか、その部分は全く手探りであっただけに、それほどずれたことは書かずに済んだようで、安心しました。
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