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会社法要説 / 落合 誠一 (著)


出先まで持ってきて読み終わったので感想などをメモ。薄いけど歯ごたえのある一冊という気がしました。

はしがきには、次のように書いてある。

本書は、会社法、とりわけ株式会社に関する法ルールの基本的なポイントをできるだけ簡潔に説明することにより、会社法という法ルールの全体像を示すものである。すなわち、個別の法ルールの細部に焦点を当てるのではなく、会社法ルール全体の基本的な構造(会社法の基本的な論理)を明らかにするものである。その意味で本書は、これから会社法を学ぶとする方々にも、また一応会社法を勉強した方々にも有益であると考えている。



確かに、全部で230ページ弱という中に一通りのことには触れつつも、細部に立ち入らないようにしており、森の全体像を示すことで、森の中で迷子になるのを防ぐという結果が得られているように感じました。この辺りは、どうしても著者のモノの見方が反映されてしまうので、単著でないと難しいのかもしれません。特に、特定のルールについて、利害関係者が誰で、それらの間の利害の調整をどのように行うか、という点に拘って説明が書かれているようで、そのおかげで、全体構造に対しての見通しが得やすくなっているように感じました。




その一方で、最先端の話や、会社法の問題点への指摘(会社法において、あるべきガバナンスの姿が提示されていないことについての指摘など)、今後への課題(特に最終章におけるグループ企業経営に対する会社法の対応体制の不備についての記載は、なるほど、という感じでした)については、確かに会社法について、一応(自分がここに含まれているかどうか今ひとつ不安に感じるけど)学んだ人にとっても、興味深く読むことができる一冊なのではないかという気がしました。

ところどころ、叙述が簡潔すぎて分かりにくいところがあったり、注釈の付け方が今ひとつなところがありますが、それは、次の改訂時にでも対応していただければ、というところでしょうか。

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