スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

鐵丸先生のこんな法務じゃ会社がつぶれる―最新ビジネスロー問題を5分で解決 / 畑中 鐵丸 (著)


某所で入手。「こんな法務じゃ会社がつぶれる」と書いてあるのをみて、「ギクッ」と思ったそこの法務部のアナタ、大丈夫です。あなたが心配するような法務部担当者批判は書いて有りませんでした…って僕もホッとしたんですがね。

ここでは、会社としての広い意味での法律問題対応力のことをさして「法務」と言っているようで、会社として法律問題対応能力が低いとマズイという問題意識は同じ著者の他の著書と共通しているのかもしれない(他の著書を読んでいないから断言できませんが)。個々の法律分野にとらわれずに横断的に見ないと問題の十分な解決に役に立たないという指摘はそのとおりだと思うし、それがそんなに簡単ではないのも事実だと思う。

「つかみ」として、芸能ネタをもじった登場人物、設定に基づき、割に「ベタ」な相談内容を想定して、それに対して著者がナタを振り下ろすかのように、一刀両断に回答している。相談者の多くが中小の会社経営者という設定だから、回答内容としては、やや荒っぽくても、はっきりした回答の方が適切なんだろう。

ただ、この程度で著者を「型破りな弁護士」というのは言い過ぎかもしれない。表現の仕方はさておき、この程度の内容を言えないとクライアントの役に立たないのではないだろうか、という気がするので。訳の分からん海外でのマイナーシェアでの合弁での出資話に対して「そんなものに3億円(出資額)を使うなんてバカげてますねえ。もうちょっと冷静になって、考え直したらどうですか」と相談相手の社長にストレートに言うのは、必要でも、実際のところは、なかなか難しいように思う。相手がクライアントの社長の場合は特に。そういう意味では、読んでいて、「言ってやったぜ!」という感じの小気味良いところを感じたのも事実(でも、これって弁護士さんとか法務の人しか理解しないかな?)

その一方で、著者の回答部分は比較的分り易いものの、その前の解説部分は、法務の人にとっては特に読みにくくはないけれど、この本で読者として想定されていると思われる、その他の皆さんにとっては、読みにくいかもしれない。もう少しボリュームを増やしてでも、さらに噛み砕いた解説にしたほうが親切かもしれない。さむなくば、解説部分は、思い切りよく、省略した方が良かったのかもしれない。

コメントの投稿

非公開コメント

カレンダー
07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
プロフィール

dtk

Author:dtk

日本にある企業の法務部署で働いています。
*コメント等で私に言及するときは
"dtk"でお願いいたします。

旧ブログ

ITエンジニアのための契約入門 iPod touch/iPhone用にリリースされました。詳しくはiTunesAppStoreから入手可能

初めてコメントいただく際には「このblogについて」もご覧いただければ幸いです。

カビバラさん時計
最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
カテゴリー
月別アーカイブ
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

twitter
    follow me on Twitter
    カウンター
    Amazon.co.jp

    ブログ内検索
    RSSフィード
    リンク
    上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。