スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

会社役員の法的責任とコーポレート・ガバナンス /小林 秀之 (著), 高橋 均 (著)



書店で見て気になっていたのだが、神保町の某古書店(敢えて名前は内緒)で1000円安で、美本を入手。あの本屋は法律書の新古本が結構出ていて、しかも、発売から10日経たないようなものがあったりするのだが、何かからくりがあるのだろうか???

それはさておき、この本、内容については「はしがき」の冒頭に次のように記載されているとおり。

本書は、コーポレート・ガバナンスの観点から、特に会社役員の義務と責任問題に焦点をあてたうえで、個別のテーマに関する法的論点の整理と実務上の対応について、直近の判例や事例を紹介しつつ論じたものであり、コーポレート・ガバナンスや会社役員に関わる問題に日頃から関心の高い読者を対象としている。



上記の記載にある分野について興味関心のある方は、読んでおいて損のない内容だろう、というのが僕の印象。

個人的には、社外取締役の責任の果たし方、社内取締役との責任の違いという辺りについての記載や、D&O保険の概要説明が興味深かった。

先日、アメリカ人の弁護士から、日本の会社法における取締役には、相互監視義務があると驚かれたことがあった。そのときは、会社法上にその規定があるという以上の話はしなかったのだが、その際、社外取締役も、場合によっては日本に普段いない人を社外取締役にするケースも考えられるが、その在外取締役は、どうやって、自分の取締役としての義務を履行するのだろう、という疑問が残った。

さすがに、内部統制システムなどの社内システムに依存するしかないし、それでできるようになっていないと別の問題が生じそうということは、理解できるものの、どこまで依存して良いのか、具体的にどういう条件を満たせば、依存して良いのか、という点はさっぱり分からなかった。そういう次第で本書第一部での記載は、興味深かった。また、システムを構築するだけでは駄目で、システムが機能しているかモニタリングが重要というのも、分かってはいるつもりだけど、注意が必要だな、と改めて思ったところ。

D&O保険については、そういうものがあるという以上のことは知らなかったが、知っておいて損はないと思う一方で、探し方が悪いのか、実務書で適当な解説がされたものが見つけられず、ちょうど良い分量で説明があったので、助かった。仕事のうえで、この辺りの知識が必要になったことはないが、知っておくと安心かもしれない。役員とかから質問が出るかもしれないので。

コメントの投稿

非公開コメント

カレンダー
07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
プロフィール

dtk

Author:dtk

日本にある企業の法務部署で働いています。
*コメント等で私に言及するときは
"dtk"でお願いいたします。

旧ブログ

ITエンジニアのための契約入門 iPod touch/iPhone用にリリースされました。詳しくはiTunesAppStoreから入手可能

初めてコメントいただく際には「このblogについて」もご覧いただければ幸いです。

カビバラさん時計
最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
カテゴリー
月別アーカイブ
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

twitter
    follow me on Twitter
    カウンター
    Amazon.co.jp

    ブログ内検索
    RSSフィード
    リンク
    上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。