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弁護士のための租税法 /村田 守弘 (著), 加本 亘 (著)



第1版を買ったのだが、気がついたら第2版が出ていた。著者の一人がBLJでの「法務担当者のタックスマインド」の著者ということもあり買ってみた。「弁護士のための」とあるけど、法務担当者にとっても有用だと思う。

税務の観点は、kataさんが「契約法務初心者がおかしがちな10の過ち」で指摘していたように、契約法務でも無視できないと思う。税務の観点からみて、取引にメリットがあるかないか、がビジネスのスキームを決めることもよくある話。

そういうことを考えると、ある程度は知識があった方がいいのだろう。こちらに相談に来た、契約書のレビュー依頼が来た案件について、「これは税務と相談すべき」か否かの判断が付くくらいは分かっていたほうが良さそうな気がするのだ。

とはいうものの、そういう知識を仕入れるためのネタとなる本で適当な本を探すと結構難しいと思う。税務のプロになるわけでもないので、深入りし過ぎて挫折するような本は困るのだが、そういう本が多い。この本は、情報量が多すぎず、分量も多すぎないので、そういう目的には使えるのではないかと思う。
各論部分よりも、個人的には総論部分、特に、「第1章 弁護士が税を理解するための出発点」「第2章 租税法総論」のあたりは、読んでおいて損はないと思った(特に第1章だけでもこの本は手元においておく価値があるのではないかと思った)。個別のところは、寧ろ、自分に関わりが出てきたときに読まないと、きっと理解できないのではないかと思う。現時点では、僕にとっては、第4章の組織再編、国際税務(特にPEの話とか)の辺りが、業務との関係で興味深かった。

とはいうものの、個別の記載については、正直あまり丁寧ではない。ヘッジ取引とかデリバティブ取引のところについては、そもそもそれがどういうものか分かっていないと理解出来ないのではないかと思う(それもあって、僕は分からなかった)。取引の時間的経過も踏まえた会計・税務処理の例を交えて説明があると、もっと分かりやすくなったのではないか、という気がしたところもあった(却って分かりにくくなる可能性もあるので、難しいが)。

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