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「中の人」の価値?

tacさん考えているのを見て、つらつら考えてみた。ネタ元の本は読んでいません。すいません。
気になったのは次のくだり。

法務パーソンとして、これまでの仕事っぷりが上質じゃなかったとは認めたくありません。でも、ユーザー(雇用主である会社、相談してくれる従業員)が無資格法務パーソンの私に“上質さ”を求めていたのか?と考えると、そこはかなり疑問です。実際に自分が評価されてきた数少ない(笑)シーンを振り返ると、弁護士とは違う“手軽さ”をきわめたところで喜ばれてきたんだろうなあ、正直なところ。


まず、「手軽さ」という価値が「上質」と対置された形で出てきているようだけど、「上質」という概念自体が相当怪しげな気がするのはさておき(そもそも、そこで言う「質」とはなんなのだろう?)、それと対置する概念を「手軽さ」と表現したのはどうなんだろうという気がしたのでした。「お手軽」なんて言う表現が否定的な意味合いも含んでいることからすれば、適切な訳語だったのかな、もっと中立的な言葉の方が良かったのではなかろうかという気がしたのでした。

また、ここで言う「手軽さ」って、実は結構ゼロから調達しにくい特質なのではないかと思ったりするわけで、そうなると必ずしも否定的な意味で捉える必要もないし、それがあるが故に、企業は「中の人」として法務のスタッフを抱えるという面もあるのかな、と思うのです。


また、「中の人」としての法務スタッフについては、利益相反とかで相談できないんじゃないかという心配をすることも、アポイントを取るのに無闇矢鱈と手間暇をかけることもなく、気軽に、社内事情や製品・サービス事情について十分な情報を持った人間から(「外の人」でも会社との関係が長くなると中途半端な「中の人」より詳しくなったりするケースもあるけど、それは寧ろ例外だろう)、それなりの法的なアドバイスを入手できるようになる(「外の人」相手では、説明しても理解してもらえない可能性すらある)という意味で、特に迅速にアドバイスが欲しい時や、機微を理解した上での対応が要求される場合には十分存在意義になりうると思う。

あと、「中の人」としての法務スタッフの存在意義としては、自分自身が質問に答えない場合についても、「外の人」と他の「中の人」との通訳としての意味に加えて、「外の人」が訊かれたことに答える以上のことはしにくいのに対して、「中の人」は、質問に対して、どの「外の人」に訊くのが、状況に照らして適切な答を得るうえで良いのか、訊いている事自体がそもそも適切なのか、質問すべきことの漏れがないか、ということのチェックがやりやすいということも含めることが可能だと思う。

…前に書いたことと重なるが、気づいた点を備忘の意味も込めてメモしておく。

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