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六法で身につける 荘司雅彦の法律力養成講座



なんとなく近所の図書館で借りてみた。これで、法律力がつくかどうかは疑問があるけど、読んでおいて損はないと思える本。企業の法務の人にも、目を通して置く価値はあるのではないかと思う。

かなり思い切りよく、ポイントを絞って、六法の要所のみを説明してくれている。この手の本は他にもありそうだけど、どこを要所と判断して、どれだけ分り易く説明するか、というところが、腕の見せどころになろうが、その辺りが秀逸だと思う。大雑把なところをどうやって伝えるか、という点について、説明の技法を学ぶという意味では法務担当者にとっても勉強になるところがあるのではないかと思う。要件・効果を自動販売機で説明するとか、不当利得の実例として、自宅の裏庭に勝手にキャンプされるケースを持ってくるとか、例の出し方もよく考えられていると思う。図解とかイラスト(古い言い方をするとヘタウマだけど)もよく出来ていると思う。


個人的には、いくつか面白かった点を順不同でメモ。
  • 訴訟について、民事であれ、刑事であれ真実発見の場でない点、刑事訴訟において推定無罪の原則が必ずしも貫かれていない点、刑事訴訟の第1審の重要性、というあたりの指摘は、重要と感じた。
  • 配列の順序が憲法→刑法→民法→商法→刑事訴訟法→民事訴訟法とあるのは、なかなか面白い。
  • 各章ごとにある、推薦図書の中でのいわゆる予備校本の位置づけが、それぞれのセクションで微妙に異なっている点は、どう理解したらいいのか。著者は司法試験予備校で教えていたこともあるだけに、気になった。

何のかんの言いながら、実はそんなに説明が丁寧でないところも結構ある(テクニカルタームとか、言い換えとか説明がないし…)ので、これを全くの素人さんが読んで、どこまで理解できるかというと、厳しいところがあるかもしれない。素人だけど、何故か法務に配属になったような方に読んでもらう分には構わないのだろう。厚めの紙で製本されていることもあり、分厚さの割にはページ数がすくなく、3時間もあれば読めてしまう量なので、そういう用途には適しているのかもしれない。

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