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ゼロではないのでは?

?と思ったのだけど、twitterで呟けるほど簡潔にまとめられないので、エントリにしてみる。

いつもお世話になっているtacさんの企業法務マンサバイバル、でのエントリ河野武さんが公開されているスライドを受けてルールとコンプライアンスとの関係についてのエントリを書かれている。エントリの紹介をすると本題に入れないので、詳細はエントリを見ていただきたいが、河野さんの当該スライドにおける「カルチャーを創造できれば ルールをゼロにできる」という一言を受けて、次の点を記されている。

* ルールではなく、カルチャーを定義する。
* 会社のカルチャーが守られているかを、緩やかに相互監視する。
* カルチャーにコミットできない・馴染めない従業員は、すみやかに退場させる。


?と思ったのは、これって、ルールのあり方の問題であって、ルールがゼロになったとは言い切れないのではないかということ。


ここで言う「ルール」とはおそらく、集団を構成する個々の方々の価値観と無関係に存在して、個々の方々の意向に関係なく、無理に押し付ける規則、をイメージした方が良いのかもしれない。そういう意味では確かにゼロに見えるようになったのかもしれない。

ただ、それは、「ルール」の内容が個人の価値観の中に内在化して、「ルール」として押し付ける必要がなくなったというだけで、「ルール」が存在しなくなったのとは違うのではないかと思う。ある意味で、「ルール」として押し付けるというか、「ルール」を守ってもらおうとする側の手口が上手くなっただけと考えるべきなのかもしれないと思う。「ルール」との親和性から構成員を選ぶ辺りとか、監視の方向を一方向でなく、多方向にする辺りも含めて。

そのように思うのは、何らかの理由でその内在化していた、集団の構成員の中で、個人の価値観化していた部分がなくなってしまうと、また「ルール」として押し付ける必要が出てくる可能性があるはずで、そうなると、ここで、「ルール」が無くなったと理解してしまうことが、その危険を見落とすことに繋がりかねないような気がする。
(実際、今日本でそういうことが起きているのではないかと思っているのだが)

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「分別」、いい言葉ですね

河野さん、コメントをいただきありがとうございました。
「分別」ですか、良い表現ですね。
確かに、統制がとれている状態をもたらすための手口、手段としては、ルールとして押し付けるよりも遥かに洗練したやり方ですよね。
(手口が洗練されすぎていて、微妙な違和感すら感じますが)

No title

ご紹介いただいた河野です。ありがとうございます。

ご指摘のところについて、ぼくなりの解釈を述べるならば、それは「ルール」ではなく「分別」だと思っています。
この「分別の共有」こそが、企業文化を根付かせることであり、人事、研修、評価制度、組織づくり、ロールモデルの存在含め、ザッポスが会社の仕組みとして解決を狙っているのではないでしょうか。本文中に書かれている通り、手口(仕組み)としてうまいと思います。

確かに

tacさんどうもです。お呼び立てしてすいません。
>「あれはやるな、これはやってもok」と行動のレベルで従業員を統
>制することが、会社としてリスクマネジメントできてる状態につながる
>んでしたっけ?違うんじゃないの?ということが言いたいわけで。
ここはまったくそのとおりと思っています。

言いたかったのは、ゼロだと思っていると、カルチャーでなくなった瞬間にゼロでなくなるということを見落とすことになるのではないか、という一点だけなのでした。

もっと簡潔に書くべきでしたね。
Just Justiceは気になってきたので探して読んでみます。

お手間をとらせてすいませんでした。

言葉遊びみたいになりそうですが

そんな哲学的な難しいことを言ってるつもりもないんですけど・・・

河野さんの考察にもありますが、「あれはやるな、これはやってもok」と行動のレベルで従業員を統制することが、会社としてリスクマネジメントできてる状態につながるんでしたっけ?違うんじゃないの?ということが言いたいわけで。

「カルチャー」という語と「ルール」という語の違いは人それぞれかもしれませんが、少なくとも「カルチャー」は行動のレベルを指すものではないという点、「ルール」とは違うと思いますよ。

・・・と、こういった議論は言葉遊びみたいになってくるのでこのへんにしておきたいと思いますが、補足すれば、おそらく、河野さんと私の頭の中の「カルチャー」は、Sidney Dekkerの“Just Culture: Balancing Safety and Accountability”的な「カルチャー」をイメージしていると思います。
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