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担当者入門講義を始めることになった。

他の部署から法務の仕事のお手伝いをしていただいる方が居られるのだが、諸般の事情で、その方にもっとどっぷり法務をやってもらうという話になった。ついては、研修を持ち回りでやることになった。まずは、契約書のレビューをするうえで必要そうな知識を身につけてもらおうというのが狙い。

3人でやるので、僕自身、全体の3分の1を担当するのだが、僕の担当の初回は、契約書の機能とか、契約関係と、契約外の関係(メインは不法行為…事務管理とか不当利得とかは現時点では説明をしないということで)の対比、というあたり。

仕事場で一旦レジュメをパワーポイントで作ってみたのだが、説明の順序がいまいちな気がしていた。主なテーマは上記の2つだけど、バラバラに説明してもわかりにくいだろう。それと、第1回は、契約法務ということで、そもそも契約書はどういう感じの書類か、ということのざっくりした鳥瞰の予定なので、僕がやる第2回では、民法入門的な色合いのところから始めても良いのだろう。

てなわけで、ネタ不足ということもあり、説明項目だけ以下列挙。契約書のレビューをしてもらうということなので、多少はその辺りに関係することも散りばめてみようかと。

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第2回:契約の機能、契約関係と契約外の関係との対比

1. 民法ってなんだっけ
1.1 私法の基本法
1.1.1 基本法の民法と特別法の商法、会社法
1.2 民事の実体法
1.1.1 実体法の民法と手続法の民事訴訟法、民事執行法等
2. 民法の中での「契約」の位置づけ
2.1 総則、財産法、家族法
2.2 物権法と債権法
2.3 4つの債権発生原因:契約、不法行為、事務管理、不当利得(でも最初の2つがメイン)
2.4 契約と不法行為の違いについて
* 法的な紛争についての相談を受けたら、それが契約に基づく債務不履行の話なのか、不法行為に基づく話なのか、考えるのは重要。
3. 契約って何?
3.1 「相対するニ当事者以上の意思表示の合致により成立する債権の発生を目的とする法律行為」
   (新訂版契約の知識/神部正孝、の記載)
   双方に権利と義務が発生するのが通常。
   *それぞれの権利と義務が何かを確認するのが重要になる。
3.2 単なる約束事との違い。国家による強制を求められるのが違い
3.3 契約自由の原則
   *「原則」「基本」と来たら、「例外」が何かを考えるのは重要。
3.3.1  相手方選定の自由
3.3.2  内容の自由
3.3.3  方式の自由
4. 契約書を作っておくと何が良いのか
4.1 当事者間の関係の規律。何をしたら良いのか迷ったときの判断基準
4.2 法律で規定されている以上に権利を確保する取り決めが可能(例:期限の利益放棄条項)
4.3 証拠として、後日の紛争回避に役立てることができる。「言った」「言わない」の争いを防ぐ
4.4 コンプライアンス上の要請への対応
5. 契約書をレビューする際に頭においておくべきこと
5.1  利益・権利の確保
5.2  リスクの回避・軽減
5.3  法令遵守

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