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「日本で最も人材を育成する会社」のテキスト/酒井穣



NED-WLTの酒井穣さんの本。twitter上でも好評なようなので、買って読んでみた。全部が参考になる人は稀ではないかと思う一方で、どこかが参考になる人は多いと思うし(もちろん、一番読んで欲しいのは経営者の方なのだが)、その意味で買って読む価値はあるのではないかと思う。ネット上で好評だからといっても好みに合わなかったりするケースも多いのだが、これはそうではなかった。

緻密な構成に基づき、自らの考えを具体的な人の発言や具体的事例で裏打ちしていて、分り易いし、読み易い。僕は、本を読むのが必ずしも早くはないのだが、それでも、会社からの帰り道の電車の中の1時間ほどで読み終わってしまった。平易な文章と読ませる力の所以だろう。

個人的に一番印象に残ったのは、冒頭で書かれている次の発言。

すべての日本人がグローバルな人材市場に投げ出されようとしている現在、きちんとした人材育成を打ち出せない日本企業は、従業員の多くを路頭に迷わせることになります。


僕自身はなんとなくそういう気はしていたし、特に世代的に年金に期待するのは困難な気がしているので、将来のキャッシュフローをどうやって確保するかは、考えないといけないと思っているところなので、やっぱり、と思ったところ。そのためには、まずは自分で勉強かな(特に法務の場合、最近はメジャーな法令改正も多いから、それにきちんとついていかないと仕事になりにくい)と思ってはいるのだが。

また、退職者との関係の作り方についての記載も、まったくもってそう思う。弁護士事務所でも「卒業生」のネットワークを作っているところとかある。Herbert Smithとか。退職者を「裏切り者」と呼ぶだけでは、勿体無いのではないかと思う(留学費用を出させて踏み倒した最初の勤務先の人事の担当者が、僕のことをそう呼ぶのはやむを得ないような気もするけど)。

もう一つ、印象に残った記載は、

これまでのOJTとは、厳しく言えば、現場に社員を「放置」することを意味してきました。

OJTを受ける側としては、これに異議を唱える人は少ないと思うけど、人事を担当している方がこれを正直に言うのは、それだけで好感を持った。

研修や人材育成と言う意味では、一応これでも?下の人がいて、彼らの教育をどうするか、も考えないといけない立場なので、記載は参考になる部分もあるし、前に書いたように、顔見世興行がてら、研修でもするか(出張して研究所とかを見たいのだけど、その為だけに出張というのはさすがに躊躇われる)、と思っていたところなので、ダレない研修をどうやるかという点でも参考になった。もっとも参考になった、というだけではイカンのだが。

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丁寧なコメントをありがとうございます。

酒井様。ご丁寧にコメントをありがとうございます。実は(バレバレか)いただけないかな、と期待してました。

というのはさておき、気がつくとトシだけは食って、立場としては、育成とかを考えないといけないのですが、考えるうえで、ヒントが必要だなと思っていたところでもあったので、タイムリーで助かりました。

こちらこそ今後とも宜しくお願いいたします。

ありがとうございます。

ご紹介いただいた本書の著者です。まずは本書のお買い上げ、ありがとうございました。また、嬉しいコメントを頂戴し、ありがとうございます。

「ダレない研修」のアレンジ、難しいですよね(笑)。実際に人材育成の問題に直面していらっしゃるからこそ出てくる言葉と感じます。

本書の記述に、少しでもお役に立てる部分があったなら、著者としてとても幸せです。今後とも、よろしくお願いします。
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