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101未満あるいは顔見世興行について

なんのことやら分からんタイトルですいません。一応意味はあるのです。

ぼちぼちと仕事も始まった。昨日は、「契約書が来たので見てください」とだけ書いてあるメールが来た。添付ファイルの文案を見ると、商社との間での取引基本契約で、売り買い双方を想定したものなので、こちらの会社が売り主になる話か買い主になる話かも判断できない。送り主は営業の人なので、こちらが買う話であれば購買担当から話が来ると思われることからすると、こちらが売る側だろうと善解できなくはない。ただ、社内ルール上は、如何なる取引をしようとしているのか、その相手先の信用状況を調べたかどうかとか、その相手先との今までの取引状況とか書いた申請書類を出してもらうことになっている。そこで、そのルールがある旨と、ルール上求められているような情報のインプットもなく、右から左に書類を流されるだけでは、どこをどう見たら良いのか分からず、見ようがないという趣旨のことを、丁寧目に書いて返信(遠隔地でつかまらないのでメールにて返信)した。

色々な事情で(さすがに書くと気まずいので略)、日々の取引に忙しいということもあり、契約のこととかあまり考えてくれない営業の人もそれなりにいるようなので、こちらの自己紹介も兼ねて契約についての研修とかしたほうが良いのだろうとぼんやり思っていると、法務の社内での宣伝も兼ねて、英文契約とかについての研修をしたらどうか、という声が出てきた。前に契約についての研修をしてから3年以上経過しているという状況を考えると、契約入門をイントロにくっつけたうえで、英文契約のすっごい大雑把な入門をして、英文っていうだけで反射的に法務に投げないようになってもらうことを期待して、最後に法務に投げる際には最低限これくらいはしてくれ、ってことを説明して、全部で1時間くらいに…なるわけないか。無理にやるとしても1時間半とかが聞く側の忍耐力の限度だろう。

入門というか入門以前で、だから101以下ってところ…と書いても訳が分からないが、アメリカの大学では入門講義を「科目名101」で表現するようなので、入門以下というと101以下というか101未満と思って…まあ、こういうタイトルなわけだ。
内容はこんな感じだろうか。売買契約を基本に考えていて、営業の方々向けということも勘案して、こういう物言いをしてはどうか、という骨格をメモしているだけなので、そのつもりでご覧いただけると幸甚。アドバイスその他あればお願いできると助かります>読者各位。
#以下は適宜追加変更する、または別のエントリでさらに追加するかもしれない。

1.そもそも契約とは何か
(1)単なる約束との違い
+最後は国が強制してくれるところが大きな違い
(2)何をすると契約をしたことになるのか
+売買契約では「売ります」「買います」が一致しているのが基本
+それ以外でも契約成立と解釈される場合がある
(3)契約書にする意味は
+紙にすることで後日のトラブルを防ぐ
+法律上守られている権利に加えて、権利をさらに確保することもできる。
(4)契約書には何を書いておくべきか
+ビジネスアレンジを正確に反映させる
+権利は確定させ、リスクは低減または回避する
+できないことは書かない。
+欲張りすぎると相手が従わなくなるかもしれない。
2.英文契約は和文の契約と何が違うのか
(1)海外との取引は何が違うのか
+国が違うと慣習が異なる。
+法律も異なる。
+遠い分だけはっきりしないことが多くなる。
(2)用語が特殊
+古めかしい用語
+助動詞の使い方
+hereなんとか、thereなんとか
(3)大まかな作り
+全体がひとつの文というものもある。
+whereas 以下の部分:拘束力はないとしても、書いてある意味はある。
+実態の部分と一般条項部分とに分けてみる。
+用語の定義は一旦飛ばしてみる。
+大文字で始まっている用語は定義されている。
+見出しに注目。
3.法務に相談するときは。
(1)法務は取引を知らない
+誰と誰が、どういう商品について、どういう取引をするのか、それでどういうメリットがこちらにあるのか、を伝える。
+今までの相手との関係も重要。
+インプットが足りないとピントのあった答えが作れない。
(2)不利なことほど伝えよう
+リスクを取る前には、その中身を認識する必要がある。
+不利に見えることでも伝えよう。対策が思いつくかもしれない。

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