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車中火気厳禁か?

本日の帰りの電車でのこと。正直あまり賢そうに見えない、高校生と思われる制服のようなものを着た10代くらいの人たち数人が、電車の中でライターを弄って、時々火を付けていた。ついでにいうと、タバコがどうのこうのとか言っていた。おそらくタバコを吸って良い年代ではないということはさておき、電車が空いていたとはいえ、ライターを弄っているのはまずいのではないか。

注意しようかと思ったが、注意する根拠がないと、無視されるか逆ギレされて碌でも無い目に合いそうなので、とりあえず何も言えなかった。せめて降りた駅で駅員に言ってみてもよかったな、と反省。

で、ネタもないこともあり、根拠を探すことにした。

そもそも、「たばこは20 歳になってから」ということの法的根拠は?と言われて、刑法か?とテキトーなことしか思いつかないので、調べてみた。「未成年喫煙防止法」なるものがあると、初めて知った。短いので附則とかを除いて本文を全文引用してみる。明治33年制定で、最近は平成13年に改正したとのこと。

第一条  満二十年ニ至ラサル者ハ煙草ヲ喫スルコトヲ得ス

第二条  前条ニ違反シタル者アルトキハ行政ノ処分ヲ以テ喫煙ノ為ニ所持スル煙草及器具ヲ没収ス

第三条  未成年者ニ対シテ親権ヲ行フ者情ヲ知リテ其ノ喫煙ヲ制止セサルトキハ科料ニ処ス
○2 親権ヲ行フ者ニ代リテ未成年者ヲ監督スル者亦前項ニ依リテ処断ス

第四条  煙草又ハ器具ヲ販売スル者ハ満二十年ニ至ラザル者ノ喫煙ノ防止ニ資スル為年齢ノ確認其ノ他ノ必要ナル措置ヲ講ズルモノトス

第五条  満二十年ニ至ラサル者ニ其ノ自用ニ供スルモノナルコトヲ知リテ煙草又ハ器具ヲ販売シタル者ハ五十万円以下ノ罰金ニ処ス

第六条  法人ノ代表者又ハ法人若ハ人ノ代理人、使用人其ノ他ノ従業者ガ其ノ法人又ハ人ノ業務ニ関シ前条ノ違反行為ヲ為シタルトキハ行為者ヲ罰スルノ外其ノ法人又ハ人ニ対シ同条ノ刑ヲ科ス



上記のような年格好の人間が、喫煙用途以外でライターを持ち歩いているとは考えにくいと思うので(特にタバコの味がどうのこうのとか言っていたし)、ライターが「喫煙ノ為ノ器具」に該当するものと考えて良いのではないかと思う。仮に喫煙用途だとすると、上記に基づけば、行政処分により没収ができるらしい。

で、この行政処分はどうやるんだ?というと、手続きについては、不備らしく、その点について、日本学術会議が、改善を提言している(リンクを張ったpdfの18ページ~19ページ)。そもそも行政処分を電車の中で即時に実行できるとは思えないから(以上wikipediaの記載による)、やっぱり、車掌または駅係員に言うのが関の山か。

ちなみに、電車に乗るのも契約であるということが、よく民法の本とかでも出てくるが、その約款はどうなっているのかということも気になったので、googleで旅客、鉄道、約款とか入れてみたが、出てきたのはJR西日本のものだった。当の鉄道会社のサイトについては、サイトマップを見て、検索もかけたが情報は出てこなかった。このご時世なんだからそれくらい載せろよと思わなくもないし、逆に載せるとマズイようなことでも書いてあるのかと勘ぐりたくなる。ともあれ、当の鉄道会社のものではないとしても、JR西日本の約款では次のような規定がある。

(手回り品及び持込禁制品)
第307条 旅客は、第308条又は第309条に規定するところにより、その携帯する物品を手回り品
として車内に持ち込むことができる。ただし、次の各号の1に該当する物品は、車内に持ち
込むことができない。
(1) 別表第4号に掲げるもの(以下「危険品」という。)及び他の旅客に危害を及ぼすおそ
れがあるもの
(2) 暖炉及びこん炉(乗車中に使用するおそれがないと認められるもの及び懐炉を除く。)
(3) 死体
(4) 動物(少数量の小鳥・小虫類・初生ひな及び魚介類で容器に入れたもの、第308条第3項
に規定する身体障害者補助犬若しくは盲導犬又は第309条第2項の規定により持込みの承
諾を受けた動物を除く。)
(5) 不潔又は臭気のため、他の旅客に迷惑をかけるおそれがあるもの
(6) 車両を破損するおそれがあるもの
2 旅客が、手回り品中に危険品を収納している疑があるときは、その旅客の立会いを求め、
手回り品の内容を点検することがある。
3 前項の規定により手回り品の内容の点検を求めた場合、これに応じない旅客は、前途の乗
車をすることができない。



別表4がネット上では省略されているので、危険品に該当するか否かが確認できないが、他の乗客に危害を及ぼすものまたは車両を破損するおそれがあるもの、のいずれかには該当するとすれば(火を付けないで持っているだけなら該当しないだろうが、火をつけた場合は該当すると言う形にできないだろうか)、今回の鉄道会社が同じ約款を使っていたら、この条の規定により、電車から下ろすことも不可能ではないのだろう(もちろん、それをenforceするのは車掌または駅係員なのだろうが)。

いずれにしても、直接何かをするのは、色々な意味で、やはり避けるべき、ということなんだろう。

とりあえずネタになったから、良しとしよう。

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