FC2ブログ

裁判官はなぜ誤るのか (岩波新書) / 秋山 賢三 (著)


ヤメ検ならぬヤメ裁の弁護士が、裁判官の日常、キャリアシステムから誤判・冤罪の背景を、実例を交えて探るとともに、その改善案を提言している本。図書館で借りてみた。

2002年の本なのだが、あまりにもしょーもないことがありすぎて、大阪地検の証拠改竄等の話がどっかに消えつつある昨今でも、いや、昨今だからこそ、読んでおいて損はない一冊かもしれない。

例の証拠の改竄の件についても、木谷明元裁判官による事実認定をめぐる注意則が引用されている中でも、まず最初に、その可能性が指摘されている。題目だけ引用する(強調はdtkによる)。

1.物的証拠についても捜査官の作為があり得ることを率直に認めるべきである
2.自白の任意性に関する判例の基準は緩やかに過ぎる。また、自白の任意性を厳密に判断するには、緻密な審理と厳格な事実認定が必要である
3.任意性に関する判例の基準を前提とする限り、自白の信用性をよほど慎重に判断しないと事実認定を誤る虞がある
4.適正な事実認定をする上では検証がきわめて有用である
5.事実認定については、誤解を受けないように、判決で十分に言葉を使って、丹念に説明することが大切である。

裁判官経験者から最初に注意事項として語られる以上、それなりに、広範にあの手の話はあったものの、今までは単に露見していなかっただけなのかもしれないという気がしてくる。



続きを読む»

スポンサーサイト



赤レンガ

昨日は時差ぼけ解消とか何とか理屈をつけて休みにした。世の中的には平日なので、この機会に法務省の赤レンガ庁舎に行ってみた。
20101122_1.jpg20101122_2.jpg20101122_3.jpg
20101122_4.jpg

建物の外見は空襲でも無事(中身はダメだったらしい)で、改修を経て、今に至るとのこと。中は、執務スペースとして使っている部分とは別に法務史料展示室、となっていて、そちらの部分が公開されている。そこを見に行ったわけだ。

旬だった(法相辞任とか)せいで、マスコミの人が門の前に陣取っていたが、それとこれとは関係なく中に入る。警備の人は結構いたが、セキュリティはあれで良いのか不安。執務スペースと、見学者通路との区切りが中途半端で故意に入り込もうとすれば不可能ではなさそうな感じだったから。

資料自体は、それなりに面白かったが、こちらの勉強不足で今ひとつな気がした。裁判員制度の説明は、何で導入することになったのかというところの説明が華麗にスルーされていたのが印象的だった(謎)。

続きを読む»

いまいち不調

何だか肩の調子がおかしい。出張で重いカバンをかかえてうろうろしたからだろうか(と言っても、移動の大半は車だったから、それほど大変な移動ではなかったはずだが)。

とりあえず昨日カイロプラティックには行ってみた。あちこち筋肉が硬くなっているとのことで痛みもその所為ではないかとのコメント。

一旦は様子を見ることにする。ただ、以前四十肩で難儀な目にあったので、気にかかるのも確か。用心しないといけない。
カレンダー
10 | 2010/11 | 12
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 - - - -
プロフィール

dtk

Author:dtk

日本にある企業の法務部署で働いています。
*コメント等で私に言及するときは
"dtk"でお願いいたします。

旧ブログ

ITエンジニアのための契約入門 iPod touch/iPhone用にリリースされました。詳しくはiTunesAppStoreから入手可能

初めてコメントいただく際には「このblogについて」もご覧いただければ幸いです。

カビバラさん時計
最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
カテゴリー
月別アーカイブ
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

twitter
    follow me on Twitter
    カウンター
    Amazon.co.jp

    ブログ内検索
    RSSフィード
    リンク